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メソポタミア建築【メソポタミアけんちく】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

メソポタミア建築
メソポタミアけんちく
Mesopotamian architecture
古代メソポタミア地方の建築。建築用材料として,石材や木材が乏しかったために煉瓦造の建築が発達。ジッグラト神殿などの宗教施設が市民生活の中心的存在として,政治,経済,司法,学問などのあらゆる機能を果した。前4千年紀初めのエル・ウバイド期から始った天上の神々の降臨を迎える7層のジッグラトと扶壁に囲まれた建物の内奥に祭壇をもつ神殿の形式は,ペルシア時代にもそのまま受継がれたが,ウルク期や初期王朝時代のものには,煉瓦の表面を白色の漆喰で化粧したもの (白色神殿) や,頭をさまざまな色に彩色した粘土製の針を壁面や柱などにモザイク状に刺し込んで幾何学文を飾った神殿などがある。宮殿建築も主要部分は煉瓦造りであったが,入口や腰壁の部分には彫りを施した石材が使われた。代表例はアッシュールナジルパル2世カラク (現イラク,ニムルード) の宮殿,サルゴン2世のコルサバードの宮殿など。また新バビロニア時代のバビロン都城は煉瓦造建築の現存の代表作である。民家建築の最古の例は中庭を諸室が囲む形のもので,現今のイラン,イラク地方の民家の原形を示している。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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