●メル
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
メル
Mell, Max
[没]1971.12.13. ウィーン
オーストリアの劇作家,小説家。ウィーン大学卒業後,ホーフマンスタールやリルケの影響を受けて創作に専念。『使教徒』 Das Apostelspiel (1922) が最も有名。キリスト教の愛の観念が基調となっている。2部作『ニーベルンゲンの災厄』 Der Nibelungen Not (51) など伝説,歴史に取材した戯曲のほかに,詩,散文もある。
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Max Mell
(1882―1971)
オーストリアの劇作家。ウィーン生まれ。ウィーン大学卒業後ほぼ生涯にわたり、小説、戯曲、詩を書き続ける。第一次世界大戦に従軍。初期の作品に『ラテン物語』(1904)、『夢の三女神』(1907)がある。ナチスの「血と土」の思想を、第二次大戦後は追放するが、本来が血縁と大地の結び付きをたいせつにするオーストリアの風土は、メルの作品(とくに詩)になお色濃く保存される。ホフマンスタールと親交、その影響を受ける。三部作の使徒劇(1922~27)では、不信心の真実追究者が最後には人間自身の内に神聖が宿ることを信じるヒューマニストになる過程が描かれる。1940年『祖先の劇』(1936)がナチスに禁じられ、51年まで沈黙。ほかに戯曲『ニーベルンゲンの災厄』(1951)、『ジャンヌ・ダルク』(1956)、『パラツェルズス』(1964)などがある。
[横田ちゑ]
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