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メンガー

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

メンガー
Menger, Anton
[生]1841.9.12. ガリチア,マニエーフ
[没]1906.2.6. ローマ
オーストリアの法学者。 C.メンガー。古典的私法体系,とりわけ物権・債権相続法を少数の所有階級の利害に奉任するものとして批判改良主義的な社会主義的立法による改革を主張し,その立場から生存権や労働権の確立を主張したが,エンゲルスらから法曹社会主義と嘲笑された。主著『全労働収益権史論』 (1886) など。

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メンガー
Menger, Carl
[生]1840.2.23. ノビザンク
[没]1921.2.26. ウィーン
オーストリアの経済学者。 A.メンガーの兄。オーストリア学派であり,L.ワルラス,W.S.ジェボンズと並ぶ限界効用理論の確立者の一人として名。ウィーン大学,プラハ大学で法律を学び,1867年クラクフ大学から哲学の博士号取得。新聞記者を経て内閣新聞局に入り,そこで市況報告を書くうちに価格理論に興味をもつようになったといわれる。 72年ウィーン大学私講師,翌年員外教授,79年同大学経済学教授。彼は主著『国民経済学原理』 Grundsätze der Volkswirtschaftslehre (1871) において,財の価値は当財の最終単位の消費から得られる効用,すなわち限界効用によって決定されると考えた。一方,生産財の価値については直接個人の欲望の対象とはならないが,生産財が1単位存在しない場合に生じる消費財の減少に対する効用によってはかることができると考え (派生需要) ,個人の主観的欲望を源として財に対する統一的で精密な体系を打立てた。さらに『社会科学の方法に関する研究』 Untersuchungen über die Methode der Sozialwissenschaften und der politischen Ökonomie insbesondere (83) では,歴史学派の方法論を批判し,理論の自立を強く求めた。のちの G.シュモラーとの方法論争はここに端を発している。ほかに論文"Das Geld" (92) などが代表作。

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デジタル大辞泉

メンガー(Menger)
(Karl ~)[1840~1921]オーストリアの経済学者。オーストリア学派始祖。ジェボンズ・ワルラスとともに、ほとんど同時期に限界効用理論を確立、近代経済学の創始者の一人となった。著「国民経済学原理」「経済学の方法に関する研究」など。
(Anton ~)[1841~1906]オーストリアの法学者。の弟。法的社会主義の代表者とされ、全労働収益権・生存権労働権を基本権として確立することを提唱。著「民法と無産者階級」など。

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世界大百科事典 第2版

メンガー【Anton Menger】
1841‐1906
オーストリアの法学者。カールは経済学者。ウィーン大学教授・総長を歴任。民事訴訟法学者・法哲学者として,また,民主主義者・社会主義者として,本来国家活動が実現すべき目的であると考える各個人の真の生活目的(個人の生存の維持・発達種族繁栄,生命・身体・健康等の充足)を,私法の限界内で,自己の力で自己の危険において処理すべき私事とみなす現行私法体系,とりわけ物権・債権・相続の各法を,少数の所有階級の利害に奉仕し多数の人民大衆を苦しめるものだと批判し,平和的・改良的な社会主義的立法により資本主義秩序を民衆的労働国家へ転換させようとする立場をとった。

出典:株式会社平凡社
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メンガー【Carl Menger】
1840‐1921
オーストリアの経済理論家。オーストリア学派の限界分析の創始者。いわゆるミクロ経済学を現在の体系にまとめ上げたのは,メンガーとその弟子たちであるといえる。ケンブリッジ学派の創始者A.マーシャルにも理論面で大きな影響を与えた。オーストリア領であったポーランドガリシアで弁護士の家庭に生まれた。ウィーン大学,プラハ大学で法律を学び,クラクフ大学で博士号を取得した。その後,総理府の新聞局に入り市場報告書を作成するうちに,価格理論への強い関心をもちはじめた。

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大辞林 第三版

メンガー【Carl Menger】
1840~1921 オーストリアの経済学者。オーストリア学派の祖。古典学派の労働価値論に反対して限界効用理論を確立、近代経済学の創始者の一人となった。主著「国民経済学原理」

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日本大百科全書(ニッポニカ)

メンガー
めんがー
Carl Menger
(1840―1921)
オーストリアの経済学者、オーストリア学派の創始者。W・S・ジェボンズ、L・ワルラスと並ぶ「限界革命」トリオの一人。法学者アントン・メンガーの兄。ウィーン大学、プラハ大学で法律を学び、新聞記者を経て内閣新聞局に入り、そこで市況報告を書くうちに価格理論や経済学に興味をもつようになった、といわれている。1872年ウィーン大学私講師、翌年員外教授、79年経済学教授となって、1903年F・ウィーザーに席を譲るまで在職した。主著『国民経済学原理』Grundstze der Volkswirtschaftslehre(1871、第一部のみ刊行)において、消費財の価値は当該財の最終単位量が消費者に対してもつ重要度によって定まるという、今日の通称「限界効用理論」を独立に提唱し、また消費者によって直接消費されない生産財(高次財)の価値はそれを用いて生産される消費財の価値が転嫁されたものであるとして、のちにウィーザーが「帰属理論」として定式化した理論の先鞭(せんべん)をつけ、経済現象を人間の合理的行動に基づく限界効用一元論によって説明しようとした。メンガーは、従来は上述のこととともに、『社会科学の方法に関する研究』Untersuchungen ber die Methode der Sozialwissenschaften und der politischen konomie insbesondere(1883)などによる1880年代のG・シュモラーとの方法論争で著名だったが、最近は彼の時間要素の取扱い方や貨幣論面にも注意を払うメンガー再考察の動きが強まっており、このことにも関連して、子息の数学者カール・メンガーKarl Menger(1902―85)により彼の死後出版されながら、従来はほぼ無視されていた『国民経済学原理』の父の書き込みに基づく増補第2版(1933。同年から36年にかけて刊行された4巻の『メンガー全集』の第1巻。邦訳書名『一般理論経済学』)や貨幣論論文への関心が高まっている。[早坂 忠]
『安井琢磨・八木紀一郎訳『国民経済学原理』(1999・日本経済評論社) ▽八木紀一郎他訳『一般理論経済学』全2巻(1982、84・みすず書房) ▽戸田武雄訳『社会科学の方法に関する研究』(1937・日本評論社) ▽福井孝治・吉田昇三訳『経済学の方法に関する研究』(岩波文庫)』

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367日誕生日大事典

メンガー
生年月日:1840年2月23日
オーストリアの経済学者
1921年

出典:日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」
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メンガー
生年月日:1841年9月12日
オーストリアの法学者
1906年没

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精選版 日本国語大辞典

メンガー
[一] (Anton Menger アントン━) オーストリアの法学者。ウィーン大学総長。カールの弟。社会主義の法学的研究を行ない、生存権・労働権の理論を樹立した。主著「民法と無産者階級」「労働全収益権史論」。(一八四一‐一九〇六
[二] (Carl Menger カール━) オーストリアの経済学者。アントンの兄。限界効用学派の創始者。「国民経済学原理」でオーストリア学派の理論を確立し、「社会科学殊に経済学の方法に関する研究」で歴史学派に対抗、シュモラーと論戦を展開した。(一八四〇‐一九二一

出典:精選版 日本国語大辞典
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旺文社世界史事典 三訂版

メンガー
Karl Menger
1840〜1921
オーストリアの経済学者
価格は効用のみではなく人間の主観的価値観によってきまるとする限界効用理論によってオーストリア学派を開き,近代経済学の基礎を築いた。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
 
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