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メーデー

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

メーデー
May day
労働者の国際的祝日である5月1日。発祥の地はアメリカで,1884年アメリカ全土の労働組合,各種団体が8時間労働制の要求を掲げ,毎年5月1日にゼネストを決行することを決定し,86年その第1回行動を起したことに始る。第2インターナショナルは 89年の創立大会においてこれを記念し,毎年5月1日をもって8時間労働制の制定獲得に向けた国際的闘争日とし,90年には第1回国際メーデーがヨーロッパ,アメリカの各工業都市で開催された。こうしてメーデーは,その後各国で毎年行われるようになった。日本では 1920 (大正9) 年の第1回から 35年まで続いたが,政府の禁止にあって中断,第2次世界大戦後の 46年に復活し,大規模なものとなった。 52年講和発効直後のメーデーは,政府が皇居前広場の使用を禁止,一部デモ隊広場へ行進して警官隊と衝突しメーデー事件を引起した。今日では闘争日というよりも,労働者の祝祭日として定着している。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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知恵蔵

メーデー
労働者の祭典。労働者が団結して権利を要求する日であり、世界的に毎年5月1日がメーデーとされている。
メーデーのきっかけとなったのは、1886年5月1日、アメリカの合衆国カナダ職能労働組合連盟(後のアメリカ労働総同盟)が8時間労働制を要求して行ったストライキ。当時の労働者は、低賃金で1日12時間以上働かされるなど、過酷な生活を強いられており、これを改善するために労働者自らが立ち上がった。3年後にパリで開かれた第2インターナショナル創立大会では、8時間労働制実現のデモを行うことが決議され、さらに5月1日を労働運動の日に設定した。これ以降、メーデーは国際社会に広がることとなった。
日本で初めてメーデーが行われたのは、1920年、東京・上野公園。集まったおよそ5000人とも1万人ともいわれる労働者らが、8時間労働制や最低賃金法の制定などを訴えた。しかし、世界大戦の足音が近づく中、36年には青年将校らによる2.26事件が発生。メーデーは禁止され、太平洋戦争が終わる45年までメーデーが開催されることはなかった。だが、終戦と同時に復活。戦後初めての46年メーデーでは、「働けるだけ喰(く)わせろ」がスローガンに掲げられ、盛大に開催された。近年、経済が安定し、5月1日がゴールデンウィークの長期休暇に含まれるようになって以来、メーデーへの参加者は減少。若い世代にはメーデーを知らない人も出てきているが、「8時間は労働、8時間は休息、そして残り8時間は自分たちの自由な時間のために」というメーデー誕生当初の主張は、いまも語り継がれている。
メーデーにまつわる事件としては、52年に起こった「血のメーデー」がある。サンフランシスコ講和条約、日米安全保障条約への抗議を含んだこの大会では、デモ隊と警官隊が皇居前広場で激しく衝突。デモ隊から死者2人、双方から1500人以上の負傷者を出す流血の大惨事となった。
ちなみに、ヨーロッパではメーデーを労働者の日としてだけでなく、「五月祭」を楽しむ祝日としており、花のをかぶせた「五月の女王」を仕立てる伝統行事などが各地で開催される。
(高野朋美 フリーライター / 2009年)

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

朝日新聞掲載「キーワード」

メーデー
労働者の典ともいわれ、労働組合が団結を示すために各地で集会デモ行進をする。米国で1886年5月1日に「8時間労働制」を求めてストをしたことが起源。日本では1920年に東京で開かれたのが最初とされる。今年の5月1日には、全労連系などの集会が予定されている。
(2015-04-30 朝日新聞 朝刊 3総合)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

メー‐デー(May Day)
毎年5月1日に行われる国際的な労働者の祭典。1886年5月1日、米国で行われた8時間労働制要求のゼネストデモが発端。1889年の第二インターナショナル創立大会で決定し、1890年から挙行。日本では大正9年(1920)に第1回が行われ、昭和11年(1936)以降禁止されたが、昭和21年(1946)復活。労働祭。五月祭。 春》
米国で1975年5月に行われた証券市場改革。証券手数料の完全自由化、全米市場システムの創設などにより、資金調達の効率化、証券業務の合理化、銀行の証券業参入などが促進された。→金融ビッグバン

出典:小学館
監修:松村明
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メーデー(Mayday)
《助けに来てのの、〈フランス〉(venez) m'aiderから》船舶・航空機などが無線電話で送る国際救難信号。

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人材マネジメント用語集

メーデー
・May Day
・毎年5月1日に各国の労働者が職場を休み、大衆集会示威運動によって、団結と親睦を示す日のこと。
・社会情勢が安定するに伴って、労働者の権利を獲得するための争議ための決起集会から、労働者の親睦を図るための祭典へと、その意味合いは変化している。

出典:(株)アクティブアンドカンパニー

デジタル大辞泉プラス

メーデー
旧ソ連の作曲家ドミトリー・ショスタコーヴィチの交響曲第3番(1929)。労働歌旋律を採り入れた作品。

出典:小学館
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メーデー
日本のポピュラー音楽は日本のバンド、BUMP OF CHICKEN。2007年発売。作詞・作曲:藤原基央。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

メーデー【May Day】
5月1日,労働者階級の団結と力を示威する国際的統一行動日。毎年この日には世界各国の多くの都市で,いっせいに休業した労働者による大規模な集会やデモ行進が行われる。 その起源は1880年代のアメリカにおける8時間労働制を要求する運動にある。84年に〈労働騎士団〉をはじめとする労働組合が,5月1日を期して8時間労働制要求のゼネストを行うことを決め,第1回の行動として86年5月1日に〈8時間の労働,8時間の休息,8時間の教育〉をスローガンとしてストライキ,デモ行進を行った。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

メーデー【Mayday】
フランス語(Venez)m'aider助けてから
無線電話の国際救難信号。 → エスオーエス

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メーデー【May Day】
5月1日、国際的に行われる労働者の祭典。1886年5月1日のアメリカ労働者の8時間労働制要求の示威運動に発し、89年の第二インターナショナル創立大会で正式に決定。日本では1920年(大正9)に第一回が行われ、36年(昭和11)に禁止され、46年に復活。五月祭。メイデー。 [季] 春。
ヨーロッパの伝統的な春の訪れを祝う祭。通例5月1日に行われ、広場に立てたポールの周囲で踊ったり、「五月の女王(メイクイーン)」を選んで花の冠を被せたりする。五月祭。

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精選版 日本国語大辞典

メー‐デー
〘名〙 (May Day)⸨メイデー⸩
① 五月祭。春の到来を祝うヨーロッパの祭。五月一日にメー‐ポールを立て、そのまわりで踊ったり、五月の女王を選んだりする。
② 五月一日に行なわれる国際的な労働者の祭典。一八八六年五月一日、アメリカ全土の労働者が八時間労働を要求してストライキを行なったことが起源。一八八九年の第二インターナショナル創立大会で、正式に決定した。日本では大正九年(一九二〇)上野公園で第一回が行なわれたが、昭和一一年(一九三六)以降禁止、同二一年復活した。《季・夏》 〔新しき用語の泉(1921)〕
※東倶知安行(1930)〈小林多喜二〉二「毎年のメイデイで、〈略〉火のやうな演説をする」

出典:精選版 日本国語大辞典
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メーデー
〘名〙 (Mayday) (「助けに来て」の意の、(venez) m'aider から) 船舶・航空機などが無線電話で送る国際救難信号。
※紅の翼(1958)〈菊村到〉「『メイ・デイ、メイ・デイ』とSOSを発したとき」

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旺文社日本史事典 三訂版

メーデー
May Day
毎年5月1日に行われる労働者の祭典
1886年5月1日,アメリカの労働者がストとデモにより8時間労働要求を貫徹したが,その日を記念して,'89年の第2インターナショナル大会で全世界に拡大することを決定。日本では1905年平民社が5月1日に茶話会開き,'20年5月2日最初のメーデーが東京上野で行われた。'36年以後弾圧で中絶したが,第二次世界大戦後の '46年盛大に復活。'52年には皇居前広場で警官隊とデモ隊の衝突事件がおきた。

出典:旺文社日本史事典 三訂版
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