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モレノ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

モレノ
Moreno, Jacob Levy
[生]1892.5.20. ブカレスト
[没]1974.5.14. ニューヨーク
ルーマニア生れのアメリカの精神病理学者,社会心理学者。数理社会学派ないしソシオメトリー一派の中心者。ウィーン大学卒業後,精神病診療活動から心理劇を利用する集団療法を創始した。 1935年アメリカに帰化後は,アメリカ社会学,ことに行為理論の影響を受け,集団の心理的構造の理論化を行なった。この理論化に際して用いられた技法が有名なソシオメトリーの手法や指標分析法である。これらの手法を行為理論と結びつけて,集団論,集団の動的メカニズム論を体系づけた。雑誌『ソシオメトリー』 Sociometry (1937~56) ,『グループ・サイコセラピ』 Group Psychotherapy (47~74) などの発刊や,ソシオメトリー研究所 (42) ,アメリカ・ソシオメトリー学会 (45) の創立などに中心的活躍を示している。主著『誰が残るか』 Who Shall Survive? (34,改訂版,53) ,『ソシオメトリー』 Sociometry,Experimental Method and the Science of Society (51) 。

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モレノ
Moreno, Mariano
[生]1778.9.3. ブエノスアイレス
[没]1811
アルゼンチンの政治家,弁護士。ヨーロッパで教育を受け,スペイン政府官吏となったが,スペインの植民制度を批判し進歩的経済政策を主張。 1810年5月のアルゼンチン独立革命を指導してフンタ樹立に尽力。みずから創刊した『ガセッタ』紙を通して民主的改革思想を広めた。しかし保守との対立により同年 12月フンタの職を辞し,ヨーロッパへ外交使節として派遣される途上した。

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世界大百科事典 第2版

モレノ【Jacob Levy Moreno】
1892‐1974
ルーマニアのブカレスト生れの精神科医。サイコドラマ(心理劇)とソシオメトリーの創始者。ウィーンで医学を修め,演劇活動に熱中,即興劇の劇団を組織し,その活動の中から治療としてのサイコドラマを創始した。1928年アメリカへ移住,36年ニューヨークのビーコンにサイコドラマのための劇場を設け,多くの療法家を育てた。集団精神療法の会も組織し,測定方法としてのソシオメトリーを考案。妻ザーカZerkaも療法家として知られる。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

もれの【モレノ】

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

モレノ
もれの
Jacob Levy Moreno
(1889―1974)

ルーマニア生まれのアメリカの精神科医で、サイコドラマ(心理劇)の創始者。ブクレシュティ(ブカレスト)に生まれる。文学、演劇などに関心をもっていたが、1917年ウィーン大学で医学の学位をとる。その間フロイトの講義に出席するが、フロイトのように夢を分析的に解釈するのでなく、夢を舞台の上で行為的に再現する手段として筋書きのない自発的な即興劇を試みた。これがのちにサイコドラマとよばれるものとなる。1925年アメリカに渡り開業。主著『誰(だれ)が生き残るか』(1934)は、ソシオメトリーsociometryとよばれる人間関係の測定法を具体化したものであり、心理劇を構成していく背景をなしている。この研究法は心理学、社会学などで広く応用され、彼の創刊した雑誌『ソシオメトリー』はアメリカ社会学会によって引き継がれている。サイコドラマでもっとも一般化した技術はロール・プレイングrole-playingであるが、これは彼の役割理論、自発性理論に基づいている。コロンビア大学でポストを得たこともあるが、新しい人間表現の形式を生み出すために苦闘したボヘミアンで、独自の道を歩いた人であった。

[外林大作・川幡政道]

『ルネ・F・マリノー著、増野肇・増野信子訳『神を演じつづけた男――心理劇の父モレノの生涯とその時代』(1995・白揚社)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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