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ヤツシロガイ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ヤツシロガイ
Tonna luteostoma; gold-mouthed tunshell
軟体動物門腹足綱ウズラガイ科。高 19cm,殻径 16cmに達する。殻は球形,螺塔は低く,体層は丸く大きい。殻表には太くて低い肋があり,肋間は狭い。肋上には濃褐色と黄白色のが交互にあり,その斑紋がヤマドリの羽の模様に似ていることからヤマドリガイともいう。殻口は大きく広く,下端に水管溝の湾入がある。ふたを欠く。軟体は乳白色地に褐色のまだら模様。触角は長く,なかほどに眼が位置する。触角の間には偽口があり,餌を食べるときにはそこからが伸びる。北海道南部から九州,熱帯西太平洋からニュージーランドまでの水深5~40mの細砂底にすみ,ナマコなどをまるのみにして食べる。冬季透明,ゼラチン質で扁平な扇形卵嚢を産む。肉は食用,殻は貝細工の材料となる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ヤツシロガイ
やつしろがい / 八代貝
tun shell
[学] Tonna luteostoma

軟体動物門腹足綱ウズラガイ科の巻き貝。北海道南部から九州、および西太平洋海域に広く分布し、水深5~40メートルの砂底にすむ。殻高19センチメートル、殻径16センチメートルに達し、球形で薄質。螺塔(らとう)は低く、体層は丸く大きく膨らむ。殻表には太くて平たい螺肋(らろく)があり、肋間は狭い。肋上に濃褐色と黄白色の斑(はん)が交互にある個体と、斑のない個体とがあり、その斑紋から古名はヤマドリガイともいった。殻口は大きく広く、下端に水管の湾入があり、臍孔(へそあな)は著しい縫帯で囲まれている。蓋(ふた)はない。肉食性でウニ、ヒトデなどを食べる。冬季に、透明で扁平(へんぺい)な帯状の卵嚢(らんのう)を産む。肉は食用となり、殻は貝細工の材料にされる。

[奥谷喬司]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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