@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

ラオコーン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ラオコーン
Laokoōn
ギリシア神話の人物。トロイ王プリアモスの義兄弟アンテノルの息子で,トロイのアポロン神殿の祭司となり,アンチオペと結婚して2人の息子をもうけたが,妻と神像の前で交合する不敬を働き,神を怒らせた。トロイ戦争終りに,ギリシア軍が勇士たちの隠れた木馬をあとに残して,海に出たとき,カッサンドラとともにこの木馬を城内に引入れることに反対したが,そのあとでポセイドンに雄牛を犠牲に捧げようとしていると,2頭の巨大なへびが海から出てきて,彼の2人の息子に巻きつき,助けようとしたラオコーンも一緒に締め殺されてしまった。これはアポロンがラオコーンの過去の不敬を罰したものだが,そうとは知らぬトロイ人たちは,木馬を市内に入れるのに反対した彼の態度が神罰を受けたものと思い込み,木馬を城内に引入れた。その結果トロイは,その夜のうちにギリシア軍に攻略され,滅亡することになったという。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ラオコーン
Laokoon, oder über die Grenzen der Malerei und Poesie
ドイツの劇作家,批評家 G.E.レッシングの芸術論。 1766年刊。副題「絵画と文学との境界」。ギリシア彫刻の『ラオコーン群像』 (バチカン美術館) とウェルギリウスの『アエネイス』の同じ題材を扱った部分との比較を通じて,ウィンケルマンの説を批判し,空間芸術としての絵画と時間芸術としての文学との相違を説いている。ヘルダーらの反論を招いたが,ウィーラント,ゲーテらに多大の影響を与えた。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉

ラオコーン
Laokoōnギリシャ神話で、トロイアのアポロン神殿の祭司。トロイア戦争末期に、ギリシャ兵士が体内に潜む巨大な木馬を怪しみ、これを城内に引き入れることに反対した。このため女神アテナの怒りに触れ、二人の息子もろとも大蛇に絞め殺された。その臨終を扱ったバチカン美術館蔵の大理石群像はヘレニズム期の代表的彫刻。
《原題、〈ドイツ〉Laokoonレッシングの著作。1766年刊。副題「絵画と詩の境界について」。ギリシャ彫刻のラオコーン群像を題材に、造形美術と文学との差異を論じた美学論文。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版

ラオコーン【Laokoōn】
○ギリシャ神話のトロイアのアポロン神の神官。トロイ戦争の際、木馬を市内に引き入れることに反対したために女神アテナの怒りを買い、二子とともに大蛇に締め殺されたという。
を題材にした大理石の群像彫刻。1506年ローマで発掘され、ルネサンス美術に大きな影響を与えた。バチカン美術館蔵。
芸術論書。レッシング著。1766年刊。を題材にした作品をもとに、造形美術と言語表現の差異を論じる。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ラオコーン
(Laokoōn)
[一] ギリシア神話中のトロイの祭司。トロイ戦争のときギリシア軍がおき去った木馬の引き入れに反対したため、アテナ女神が送った大海蛇によって二人の息子とともに締め殺された。
[二] (一)を題材としたギリシアの群像彫刻。作者はアゲサンドロス・ポリュドロス・アテノドロスの三人と推定される。成立年不詳。一五〇六年にローマで発見され、後世の美術に大きな影響を与えた。現在、バチカン市国のバチカン美術館にある。
[三] (原題Laokoon) 評論。レッシング著。一七六六年成立。彫刻ラオコーン群像を手がかりに、ギリシアの彫刻とローマの詩とを比較検討しながら、文学と造形美術の相違とそれぞれの本質を明らかにした。

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

旺文社世界史事典 三訂版

ラオコーン
Laokoon
ギリシア神話中の人物で,トロヤのアポロン神の神官
アテナ神の怒りにふれ,ふたりの子とともに大蛇に殺される。これを題材とした前1世紀の彫刻はヘレニズム美術の代表作として有名。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
 
Copyright Obunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ラオコーン」の用語解説はコトバンクが提供しています。

ラオコーンの関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation