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ラザースフェルド

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ラザースフェルド
Lazarsfeld, Paul Felix
[生]1901.2.13. ウィーン
[没]1976.8.30. ニューヨーク
アメリカの社会心理学者。アメリカにおけるマス・コミュニケーション研究の権威の一人。 1925年ウィーン大学で博士号を取得。 33年アメリカへ渡り,37年プリンストン大学ラジオ調査室を設立,主任となった。 40~62年コロンビア大学の社会学教授。また応用社会調査研究所を設立し副所長となった。 43年アメリカに帰化。ラジオの聴取状況,聴取者の特性,その効果分析や選挙の投票行動とこれに対するコミュニケーションの影響の研究などにすぐれた業績を残し,さらにフィールド・リサーチによる巨視的方法を採用することにより,コミュニケーションの受容過程,受容者分析の領域の開拓と方法の確立に貢献。特に E.カッツとともに提唱した「コミュニケーションの二段階の流れ」はマス・コミュニケーション研究における第1次集団の再発見としても有名。主著に『ラジオと印刷物』 Radio and the Printed Page (1940) ,『ピープルズ・チョイス』 The People's Choice (48,B.ベレルソン,H.ゴーデットと共著) ,『パーソナル・インフルエンス』 Personal Influence (55,E.カッツと共著) などがある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ラザースフェルド
らざーすふぇるど
Paul Felix Lazarsfeld
(1901―1976)
アメリカの社会学者、社会心理学者。オーストリアの出身。ウィーン大学講師を経て1933年渡米し、1940年以来、長くコロンビア大学教授を務めた。1963年にはアメリカ社会学会会長に選ばれている。コロンビア大学応用社会調査研究所を主宰して、マス・コミュニケーションや個人間のコミュニケーション過程の研究に従事したが、同時に、調査方法の改善にも努め、データを収集し分類する記述的調査にすぎなかったものを、分析的調査にまで高めたことで知られている。彼が開発し確立した調査・分析法としては、たとえば、クロス集計表のエラボレーションelaborationとよばれる因果分析法、パネル調査法、潜在構造分析法などがある。主著に『社会調査の言語』(共編著。1955)、『パーソナル・インフルエンス』(共著。1955)、『潜在構造分析』(共著。1968)などがある。[原 純輔]
『E・カッツ、P・F・ラザースフェルド著、竹内郁郎訳『パーソナル・インフルエンス』(1965・培風館) ▽P・F・ラザーズフェルド著、西田春彦他訳『質的分析法 社会学論集』(1984・岩波書店)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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