●ラジオゾンデ
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ラジオゾンデ
radiosonde
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知恵蔵
ラジオゾンデ
(饒村曜 和歌山気象台長 / 宮澤清治 NHK放送用語委員会専門委員 / 2007年)
出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
デジタル大辞泉
ラジオゾンデ(〈ドイツ〉Radiosonde)
出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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世界大百科事典 第2版
ラジオゾンデ【radiosonde】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
ラジオゾンデ
らじおぞんで
radiosonde
小型の無線発信機を使った高層気象観測装置。これを、水素あるいはヘリウムガスを入れた気球につり下げて飛揚する。1928年に旧ソ連のモルチャノフP. A. Molchanovその他によって、初めて考案された。普通は気圧、気温、湿度の三要素を測定するが、低温での湿度観測を目的とした露点ゾンデ、大気の電気伝導度を測る電気ゾンデ、放射収支測定用のゾンデなどもある。高さ2キロメートルくらいまでの観測には低層ゾンデが使用される。500メートル程度までならカイトゾンデkitesondeも有効であって、測定装置を繰り返し使用できる利点がある。パラシュートをつけて飛行機などから投下し、地面までの観測を行うのはドロップゾンデdropsondeとよばれる。現在日本で使用されている普通のラジオゾンデは80型(1980年製作開始)と名づけられ、1680メガヘルツの電波に観測データ変調信号をのせる。アネロイド気圧計、サーミスタ温度計、カーボン湿度計で三要素を測定する。白く塗装したサーミスタ温度計は、発振部などの収容箱から外方に出した枠に取り付ける。1800ヘルツの基準信号と3種の測定データ信号が、3秒置きに順次切り換えて発信される。地上観測点で受信結果を処理して観測データを算定する方式は、近年、各国で自動化が採用されつつある。80型も、コンピュータ処理による自動化を目ざしたものである。
[篠原武次]
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精選版 日本国語大辞典
ラジオ‐ゾンデ
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