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ラジカル

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ラジカル
radical
数学用語で,根基のこと。において ababab とおいて乗法(ab)→ab を定義したとき,この乗法に関する逆元を準逆元といい,準逆元をもつ元を準可逆元という。任意の環において準可逆元だけからなるイデアルのうち最大のものが存在する。これを根基と呼ぶ。またべき零元だけからなるイデアルのうちにも最大のものが存在する。それをべき零根基というが,単に根基ということもある。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ラジカル(radical)
《「ラディカル」とも》
[名]化学で、遊離基(ゆうりき)フリーラジカル。また、基(き)。
[形動]
過激なさま。極端なさま。急進的なさま。「ラジカルな考え」「ラジカルな意見」
根本的。根源的。「ラジカル原理

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

らじかる【ラジカル】

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ラジカル【radical】
形動
過激なさま。極端なさま。
改革や変化を急激に進めようとするさま。急進的。
根源的であるさま。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ラジカル
らじかる
radical
フリーラジカルあるいは遊離基ともいう。たとえば、塩素分子を高温に加熱あるいは光を照射すると、2個の塩素原子の間の結合が均等に開裂して2個の塩素原子を生じる。これは、結合にあずからない電子、対をつくっていない活性な電子である不対電子を有する。これと同様に多くの多原子分子でもそのなかの二つの原子を結ぶ結合(σ(シグマ)結合)が開裂して不対電子をもつ二つの化学種を生ずる。このような不対電子を有する多原子分子種をラジカルという。なお古くは、原子団を示すためにラジカル(根)という語が用いられたが、現在はこの意味では用いられない。
 四酸化二窒素N2O4は低温では無色であるが、常温では褐色の気体として存在する。これは、N2O4の二つの窒素原子間の結合が開裂して、ラジカルである二酸化一窒素NO2を生ずるためで、これは低温ではふたたび会合してN2O4を生ずる。

一酸化一窒素NOもラジカルの一つである。
 最初に発見された有機化合物のラジカルはアメリカ(ロシア生まれ)のゴンバークMoses Gomberg(1866―1947)により1900年に報告されたトリフェニルメチル(C6H5)3C・である。塩化トリフェニルメチル(C6H5)3C-Clを乾燥したベンゼン中銀粉や亜鉛末と空気のないところで処理すると黄褐色を呈し、これはトリフェニルメチルラジカルの生成に基づく。ただし、このラジカルはラジカルどうしで会合して二量体の分子を生成するので、純粋な物質としては単離できない。しかし、2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジル(略称DPPH)や4,4'-ジメトキシジフェニルニトロキシドなどは純粋なラジカルとして得られる。ラジカルは自動酸化や光化学反応など各種の反応の中間体として存在する。
 ラジカルは不対電子をもつために一般に反応性が高く、一般に短時間しか存在しえない不安定な化学種である。しかし今日では、これを電子スピン共鳴(略称ESR)や過渡吸収(反応の過程等で過渡的に生成する短寿命の化学種の示す吸収)の測定により検出確認し、その化学的な反応を追跡することが可能である。1個のラジカルは磁性をもつので、多数のラジカルを整列させることができると、鉄のような強磁性を示す。このようなラジカルの例が日本で研究されたニトロニルニトロキシドである。
[徳丸克己]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ラジカル
[1] 〘形動〙 (radical)
① 急進的なさま。過激なさま。極端なさま。
※当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉一七「君は極端に走り過ぎて、兎角ラヂカル〔過激〕になるから困るテ」
② 根本的であるさま。
※生存理由としての哲学(1933)〈三木清〉「しかるに最もラジカルであるべき哲学の領域においては」

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

ラジカル
ラジカル
radical

[同義異語]遊離基

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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栄養・生化学辞典

ラジカル
 →遊離基

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