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ラドン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ラドン
radon
元素記号 Rn ,原子番号 86。周期表 18族,希ガス元素の1種。天然に存在するのは質量数 222 (半減期 3.8日,狭義のラドン) ,219 (3.9秒,アクチノン) ,220 (51.5秒,トロン) の3核種で,地殻存在量は 4×10-17重量% である。このほか 18種の人工放射性核種が知られている。単体は無色無臭の単原子気体で,沸点は-62℃,密度 9.73g/l (0℃) 。γ線源として癌治療に使われる。ニトン,ラジウムエマネーション,エマネーションの名でも呼ばれる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」

ラドン
地中の放射性ウランが放射線を出して変化する過程でできる。無色無臭で化学反応しない放射性のガス。気体なので大気中に出やすい。半減期3.8日でポロニウムに変わり、さらにビスマスや鉛へ移り変わる。これらは放射線を出す固体で、ちりにくっついて気管支に沈着し、肺がんを引き起こすと考えられている。国連科学委員会の00年版報告書によると、自然界からの被曝線量は世界平均で年間2.4ミリシーベルト。その半分はラドンが原因とされる。
(2006-05-16 朝日新聞 夕刊 科学1)

出典:朝日新聞掲載「キーワード」

デジタル大辞泉

ラドン(radon)
希ガス元素の一。同位体はすべて放射性単体は不活性な無色の気体で、気体中で最も重い。元素記号Rn 原子番号86。質量数222、220、219の3種類がある。

出典:小学館
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栄養・生化学辞典

ラドン
 原子番号86,原子量222.0176,元素記号Rn,18族(旧0族)の元素.希ガスの一つ.

出典:朝倉書店
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デジタル大辞泉プラス

ラドン
東宝特撮映画に登場する巨大な翼竜。初登場作品『空の大怪獣ラドン』(1956)での全長は50メートル。翼長は120メートルで超音速で飛行する。古代トンボの幼虫メガヌロンを餌とする。

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

ラドン【radon】
周期表元素記号=Rn 原子番号=86融点=-71℃ 沸点=-62℃気体の密度=9.73g/l(0℃,1気圧)液体の比重=4.4(-62℃)水に対する溶解度=50.8ml/100ml(0℃),24.5ml/100ml(20℃),8.5ml/100ml(60℃)電子配置=[Xe]4f145d106s26p6 おもな酸化数=0周期表0族に属する希ガス元素の一つ。1898年キュリー夫妻はラジウムの化合物の周囲の空気が放射性をもつことを見いだし,これをドルンF.Dornが1900年ラジウムから発生する気体によるものであることを明らかにした。

出典:株式会社平凡社
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精選版 日本国語大辞典

ラドン
〘名〙 (radon) 第八六番元素。記号 Rn 天然には、質量数二一九、二二〇、二二二の三種の同位体があり、いずれも放射性である。特に質量数二二二の同位体は寿命が長く、狭義では、この同位体をさす。無色、単原子分子の気体で、希ガス元素に属し、化学的にはきわめて不活性である。〔児童物理化学物語(1928)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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化学辞典 第2版

ラドン
ラドン
radon

Rn.原子番号86の元素.電子配置[Xe]4f 145d106s26p6の周期表18族希(貴)ガス元素.安定同位体のない元素のため,原子量が与えられていない.質量数195~228までの同位体が知られている.すべて放射性.222Rn がもっとも安定で半減期3.8235 d.222Rn がラジウムから発生する放射性気体として一番最初に発見された(1899年,P. and M. Curie(キュリー)夫妻).1900年にE. Rutherford(ラザフォード)がトリウムから発生する放射性気体(220Rn)を発見しemanationとよんだ.同年,F. Dornが両者の発見を確認し,ラジウムから発生する気体をradium emanation,トリウムからのものをthorium emanationとした.引き続きF.O. GieselとA. Debierneが同様にアクチニウムから 219Rn(actinium emanation)を発見した.慣用名として 222Rn をエマネーションまたはラジウムエマネーション,220Rn をトロン,219Rn をアクチノンとよぶこともある.ラドンは天然に存在する三つの崩壊系列(ウラン,トリウム,アクチニウム)の中間に生成するので,これらの元素に伴って微量存在する.
さまざまな名称が提案されたが,IUPACは1923年にラドンを選択した.もっとも重い気体元素.融点-71 ℃,沸点-61.8 ℃.密度9.73 g L-1(気体,0 ℃),4.4 g cm-3(液体,-62 ℃).気体と液体は無色,無臭.固体は黄色から橙色(液体空気温度)のりん光を放つ.水に可溶,有機溶媒に易溶.近年まで化学的に不活性と思われていたが([別用語参照]希ガス化合物),F2 またはClF3との反応でRnF2,BrF5を溶媒としてNiF2の存在下250 ℃ でRnF4,RnF6などフッ化物をつくることが知られており,希ガス中でもっとも反応性に富むと考えられている.
医療用放射線源として用いられる.近年周辺の土壌・岩石あるいはコンクリートなど,建築材料からの建物内のラドンの蓄積が,吸入による内部被ばくの可能性として取り上げられている.旧科学技術庁委託の調査によると,わが国の屋内ラドン濃度平均値は15.5 Bq cm-3 と推定されており,諸外国の数値の数分の一から数千分の一と低いことから,危険性は少ないと判断されている.アメリカの屋内ラドン濃度平均値は48 Bq cm-3 で,タバコにつぐ第二位の肺がん発がん原因とされる.放射性同位元素等による放射線障害防止に関する法律施行令「同位元素の数量等を定める件」(平成17年改正)によると,222Rn の空気中の濃度限界3×10-5 Bq/cm3.[CAS 10043-92-2]

出典:森北出版「化学辞典(第2版)」
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