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ラマルク

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ラマルク
Lamarck, Jean-Baptiste Pierre Antoine de Monet, Chevalier de
[生]1744.8.1. ピカルディ
[没]1829.12.18. パリ
フランスの博物学者,進化論者。父は軍人。神学校に学んだのち軍人となり,植物学に興味をもつ。退役してパリで医学,植物学などを学び,『フランス植物誌』 (1778) を著わす。当時,フランスの知識人の間で植物学が流行していたこともあって,同書は広く読まれた。彼は,G.ビュフォンに認められ,その援助を受けて 1783年科学アカデミー正会員に,88年パリ王立植物園さく葉室主任となる。フランス革命ののち,国立自然史博物館の付属となった同園の昆虫学および蠕虫学の教授 (93) 。それまで昆虫類と蠕虫類とに分けられていた動物種に「無脊椎動物」の名を与え,これを脊椎動物と対置して脊椎の有無によって動物界を2分することを創始した。また,現生の無脊椎動物だけでなく,化石となった種類についても研究を行い,現生のものとの類縁関係を明らかにするなど,無脊椎動物の分類に数多くの業績を上げた。彼の進化思想は『動物哲学』 (1809) など,いくつかの著書に述べられているが,存命中には評価されず,後年,C.ダーウィンの進化論が世に出てから,進化思想の先駆的なものとして注目されるようになり,ラマルキズムの名で呼ばれることになった。なお,生物学という言葉を最初に使ったのはラマルクであるとされている。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ラマルク(Jean-Baptiste de Monet Lamarck)
[1744~1829]フランスの博物学者。無脊椎動物を研究して分類を体系づけ、「無脊椎動物の体系」「動物哲学」などを著して自然発生的進化論に言及

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

ラマルク【Jean Baptiste Pierre Antoine de Monet de Lamarck】
1744‐1829
フランスの生物学者。パリに生まれ,最初軍人として七年戦争にも参加した。病気のため軍人をやめた後,医学を学ぶ。しごとを転々としたが,1783年に王立植物園(ジャルダン・デ・プラント)に腊葉(さくよう)室主任の地位を得た。革命後これが改組されて自然史博物館となると,新たに昆虫・蠕虫(ぜんちゆう)学教授となり,無脊椎動物を研究し,進化論の立場をとるようになった。《動物哲学》(1809),《無脊椎動物誌》(1815‐22)などの書に,彼の進化論が展開されているが,当時彼の思想はキュビエらの猛反対にあい,受け入れられず,晩年は失明し,失意のうちに死亡した。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ラマルク【Jean Baptiste de Monet , chevalier de Lamarck】
1744~1829 フランスの博物学者。動物を脊椎の有無によって二大別し、無脊椎動物の分類体系を基礎づけた。著「動物哲学」

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

ラマルク
らまるく
Jean-Baptiste de Monet, Chevalier de Lamarck
(1744―1829)
フランスの博物学者、進化学者。北フランス、ピカルディー県のバザンタン・ル・プチの小貴族の出身。神学生、軍人を経て、パリで医学を学び、王立植物園で植物学の講義を聴講した。1778年には一種のガイドブックである『フランス植物誌』を出版して著名になった。しかしここで用いられた分類法は人為分類で、彼は植物学の研究からは進化論について得るところはなかったと思われる。大革命ののちに植物園を母体に改組された自然史博物館で、「昆虫および蠕虫(ぜんちゅう)学」教授の位置につき、動物学、とくに無脊椎(むせきつい)動物学の研究に進み、「無脊椎動物」「生物学」などの語をつくり、『無脊椎動物の体系』(1801)、『動物哲学』(2巻、1809)、『無脊椎動物誌』(7巻、1815~1822)などの主要著作を出版した。また地質学や気象学にも関心を抱き、『気象学年報』を1799年に創刊したが、のちにナポレオン1世の干渉によって廃刊した。キュビエが博物館に就任して以後、ラマルクとキュビエはつねに対立関係にあり、キュビエが学界の主流を歩んだのに対してラマルクは多くの批判を受け、晩年は貧困と失明に苦しみ、二人の娘の助力で著述を続けた。
 動物学においては、無脊椎動物を最初は5綱、のちに10綱に分類して現在の分類体系に近づけ、また下等なものを無感覚動物、昆虫類以上のものを感覚動物、さらに脊椎動物を知能動物として、心理能力の発達を説いた。
 進化に関しては、生物が自然発生をし、生物体制が発達の傾向をもつ(前進的発達)とした。さらに進化の副次的要因として、個体が一生の間に外界の影響や器官の使用、不使用によって獲得した形質が、次世代に遺伝することがある、と説いた。一般にラマルキズムの語はこの獲得形質の遺伝を意味することが多いが、前進的発達の思想もラマルク学説の中心となっている。[八杉貞雄]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ラマルク
(Jean-Baptiste de Monet chevalier de Lamarck ジャン=バティスト=ド=モネ=シュバリエ=ド━) フランスの博物学者。古代無脊椎動物などを研究。著書「動物哲学」などで、自然発生説、用不用説などを説き進化論を唱えた。(一七四四‐一八二九

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旺文社世界史事典 三訂版

ラマルク
Jean Baptiste Lamarck
1744〜1829
フランスの生物学者
『動物哲学』を著し,進化の要因として習性の影響による用不用説を唱え,進化論の先駆者となったが,生涯不遇。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
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