●リンパ節郭清【リンパせつかくせい】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
リンパ節郭清
リンパせつかくせい
癌を外科手術で治療する場合,癌の病巣部だけでなく,転移の危険性のあるリンパ節も一緒に取ってしまうこと。リンパ節は,癌細胞に対して抵抗する役目を持っているが,そのためにかえって,癌細胞がリンパの流れに乗って集りやすく,最も容易に癌細胞に侵され転移が形成される。このため癌の外科手術では,ただ癌の病巣部だけを摘出し,リンパ節郭清をしないような手術は最近めったにみられなくなった。
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