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ルソー

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ルソー
Rousseau, Henri Julien Félix
[生]1844.5.21. ラバル
[没]1910.9.2. パリ
フランスの画家。素朴派の代表的画家。 1863年より公証人の事務員となり,同年から 68年まで兵役につく。 69年からパリの入市税関の雇員となり,いわゆる「日曜画家」として仕事の余暇に絵を描き,93年に退職して職業画家となった。 86年以降アンデパンダン展などに出品し,一般からは認められなかったが,ピサロルドン,ドガ,ピカソ,トゥールーズ=ロートレックらの画家や詩人 A.ジャリに歓迎された。 97年に『眠るジプシー女』 (ニューヨーク近代美術館) を発表,その素朴で単純な形態と抒情的な幻想の世界はコクトーアポリネールにも注目された。ほとんど独力プリミティブな新様式を確立し,1900年以後多くの大作を描いた。また音楽にもすぐれ,彼の作曲したワルツ『クレマンス』はフランス音楽アカデミー賞を得た。主要作品は上記のほか『風景の中の自画像』 (1890,プラハ国立美術館) ,『蛇使いの女』 (1907,オルセー美術館) など。

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ルソー
Rousseau, Jean-Baptiste
[生]1671.4.6. パリ
[没]1741.3.17. ブリュッセル
フランスの詩人。傲慢な性格と痛烈な風刺詩のためにが多く,国外追放を宣告されてスイスウィーンと放浪し,一時ひそかに帰国したのち,ブリュッセルで客死。生前マレルブボアローの後継者とみなされ名声を博したが,死後すぐに忘れ去られた。戯曲も数多く残し,性格喜劇『おべっかつかい』 Le Flatteur (1696) が有名。

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ルソー
Rousseau, Jean-Jacques
[生]1712.6.28. ジュネーブ
[没]1778.7.2. エルムノンビル
フランスの作家,思想家。当時の人工的退廃的社会を鋭く批判,感情の優位を強調し,「自然に帰れ」と説き,ロマン主義の先駆をなした。思想,政治,教育,文学,音楽などの分野において根本的な価値転換作業を行い,近代思想に多大の影響を与えた。主著『人間不平等起源論』 Discours sur l'origine de l'inégalité parmi les hommes (1755) ,『新エロイーズ』 Julie,ou la nouvelle Héloïse (61) ,『社会契約論』 Du contrat social (62) ,『エミール』 Émile (62) ,『音楽辞典』 Dictionnaire de musique (68) ,死後刊行の『告白』 Les Confessions (82) 。

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ルソー
Rousseau, (Étienne-Pierre-) Théodore
[生]1812.4.15. パリ
[没]1867.12.22. バルビゾン
フランスの画家,版画家。 C.レモン,G.ルチエールに師事し,主として風景画を描いた。オーベルニュを旅行したのち,1831年サロンに初出品。 33年頃からフォンテンブロー地域を訪れ,40年代なかばにバルビゾン村に定住し,ミレーらとバルビゾン派を形成。メランコリックなロマンチシズムを漂わせた客観的自然を描き続けた。主要作品は『ティフォジュの谷』 (1841,シンシナティ美術館) ,『フォンテンブローの森の出口,日没』 (1848~49,オルセー美術館) ,『春の風景』 (52頃) など。

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ルソー
Rousseaux, André
[生]1896
[没]1973
フランスの批評家。 1936年以後『フィガロ』紙の文芸欄担当。カトリックの立場から批評を展開した。主著『20世紀の文学』 Littérature du XXe siècle (7巻,1938~61) ,『古典の世界』 Le Monde classique (42~51) 。

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ルソー
Rousseaux, Eugène
[生]1827
[没]1891
フランスの陶芸家,ガラス工芸家。パリでルイ・ソロンと共同の陶芸工房を営んでいたが,F.ブラックモン (1833~1914) が 1867年日本の北斎漫画に拠った絵付けのサービスセットを発表したことに触発され,その年よりガラス工芸に転向し,日本的なモチーフの作品を発表。一方,中国の乾隆ガラスや玉器にヒントを得て,かぶせガラスに浮彫を施したカメオグラスや,中国の玉 (ぎょく) を模した模玉器を作って 78年のパリ万国博覧会で注目を集め,84年の装飾美術中央連盟展でその地位を確立した。彼の中国・日本風な様式は,アール・ヌーボー運動の推進に大きく貢献し,また多くの弟子を育成してルソー派と呼ばれる一派を形成した。

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デジタル大辞泉

ルソー(Henri Rousseau)
[1844~1910]フランスの画家。もと、税関吏として知られる。独特の幻想世界を色彩豊かに描いた。

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ルソー(Jean-Jacques Rousseau)
[1712~1778]フランスの啓蒙思想家・小説家。スイス生まれ。「学問芸術論」で人為的文明社会を批判して自然にかえれ主張、「エミール」では知性偏重の教育を批判した。また、「社会契約論」では人民主権論を展開し、フランス革命に大きな影響を与えた。著書はほかに「人間不平等起源論」「告白録」など。

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ルソー(Théodore Rousseau)
[1812~1867]フランスの画家。バルビゾン派中心人物風景画における大気の効果を追求印象派先駆者とされる。

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とっさの日本語便利帳

ルソー
われわれは生まれると競技場に入り、死ぬとそこを去る。その競技用の車をいっそう上手くあやつる術を学んだとて何になろう。いまとなっては、ただどんなふうに退場したらよいかを考えればよいのだ。老人の勉強は、老人にもまだ勉強することがあるとすれば、ただ一つ、死ぬことを学ぶことだ。\ルソー
フランスの思想家(一七一二~七八)。

出典:(株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」

世界大百科事典 第2版

ルソー【Henri Rousseau】
1844‐1910
フランスの画家。ラバル生れ。リセ中退後,兵隊生活,法律事務所見習をへて1871年パリで入市税関収税吏の職につき,かたわら趣味として絵を始めた。〈ル・ドゥアニエLe Douanier(税関吏)〉とか〈ドゥアニエ・ルソー〉と呼ばれるのはこのためである。84年に国立美術館における模写の許可を得,このころから本格的に絵と取り組み,86年以降するまでほぼ定期的にアンデパンダン展に出品。93年入市税関を退職し年金を得て制作に没頭するようになる。

出典:株式会社平凡社
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ルソー【Jean‐Jacques Rousseau】
1712‐78
フランスの思想家,文学者。スイスのジュネーブに生まれた。父は腕のよい時計職人で,共和国ジュネーブの意志決定機関である総評議会のメンバーであった。ジャンジャック生後すぐ母と死に別れた。出産が原因だったといわれている。父はまた母を亡くしたジャン・ジャックをただ愛するばかりではなかったようである。彼はまたこの父から市民としての誇りと祖国愛を学んだ。辛い徒弟時代を終える前にルソーはジュネーブを去り,放浪生活を経て,シャンベリーのバラン夫人のもとへ身を寄せた。

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ルソー【Théodore Rousseau】
1812‐67
フランスのバルビゾン派の画家。商人の子としてパリに生まれ,親戚の風景画家ポー・ド・サン・マルタンPau de Saint‐Martinの影響で幼いころから自然に親しんだ。エコール・デ・ボーザール(国立美術学校)でも学んだが,パリ近郊の戸外での習作を多くし,またオランダ17世紀の風景画や,コンスタブル,ボニントンらの影響を受けた。初期にはロマン主義的な大胆な構図を特徴とする自然への愛情に満ちた作風頭角を現した。

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大辞林 第三版

ルソー【Rousseau】
Henri R. 1844~1910 フランスの画家。税関吏をやめた四二歳頃から本格的に絵を描き、純朴で幻想的・エキゾチックな画風を打ち立てた。
JeanJacques R. 1712~1778 フランス啓蒙期の思想家・小説家。「人間不平等起源論」「社会契約論」などで文明や社会の非人間性を批判、独自の人民主権思想を説いてフランス革命の先駆となった。啓蒙主義を超えて、自然状態の理想化やロマン主義もみられ、全人教育論「エミール」、自伝的作品「告白録」、小説「新エロイーズ」など多面的な著作を残した。
Théodore R. 1812~1867 フランスの画家。バルビゾン派の一人。風景画を描き印象派への先駆となった。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ルソー
[一] (Henri Rousseau アンリ━) フランスの画家。パリ市入市税関に勤めるかたわら、独学で画を描く。風俗画や空想的な原生林風景画などに素朴で独創的な作風を示し、ピカソ、アポリネールらによって高く評価された。税関吏ルソーと通称される。(一八四四‐一九一〇
[二] (Jean-Jacques Rousseau ジャン=ジャック━) フランスの啓蒙思想家。理性に対して感情の優位を主張し、人為的な文明社会における人間の堕落をつき、自然に帰ることを説いた。「人間不平等起原論」「社会契約論」で人民主権を説いて大革命の原理を打ち出し、「新エロイーズ」で情熱の解放をうたってロマン主義の源流をつくり出し、「エミール」で自然に即した人間像を示し、「懺悔録」で自己を赤裸々に語った。(一七一二‐七八
[三] (Théodore Rousseau テオドール━) フランスの画家。バルビゾン派の一人として、フォンテンブローの森で風景画を制作。印象派の先駆となる。(一八一二‐六七

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旺文社世界史事典 三訂版

ルソー
Jean-Jacques Rousseau
1712〜78
フランスの思想家・文学者
近代文化のあらゆる領域に大きな影響をおよぼし,「近代の父」とも呼ばれる。放浪生活ののち,1741年パリに出,ディドロらと交わり,49年,文明の進歩に対する否定的見地から自然状態への復帰を説いた『学問芸術論』が懸賞論文で当選して一躍著名となった。つづいて『人間不平等起源論』(1753)で,私有財産制によって生ずる不平等が文明社会の悪の根源であるとし,支配と服従のない小土地所有者からなる平等な社会を主張,『社会契約論(民約論)』(1762)では,人民の「一般意志」を唯一最高とし,人民主権にもとづく共和制を主張した。また,正しい多数を得る道として教育にも論及し,『エミール』(1762)を書いて,“自然のままの人間”を原理的に基礎づけた。そのほか,告白的自伝『告白』(1781〜88)は,自我追求文学の出発点といわれる。なお,ルソーの著書のうち,フランス革命前に広く読まれたのは『エミール』などで,『社会契約論』は革命前にはほとんど読まれず,革命を契機にしだいにその真価が理解されるようになった。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
 
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