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ルーマニア語【ルーマニアご】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ルーマニア語
ルーマニアご
Rumanian language
ルーマニアの国語で,同国を中心に約 2500万人の話し手をもつ言語ロマンス語派に属する。2世紀初頭にダキアを征服したローマ人がもたらしたラテン語が変化したもの。地理的条件のためスラブ語派の諸言語やトルコ語ハンガリー語アルバニア語からの借用語が多い。ルーマニア国内や西部国境付近のバナート地方に話されるものをダコ・ルーマニア語といい,狭義のルーマニア語はこれをさすが,ほかマケド・ルーマニア語,イストリア半島のイストロ・ルーマニア語,セサロニキ付近のメグレノ・ルーマニア語があり,これらを含めて広義のルーマニア語という。ローマ字で書かれる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ルーマニア‐ご【ルーマニア語】
ロマンス諸語の一。ルーマニアのほか、モルドバ共和国バルカン諸国でも話される。

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世界大百科事典 第2版

ルーマニアご【ルーマニア語 Rumanian】
ロマンス諸語(ロマンス語)の一つ。広義には次の四つの方言群の総称であるが,狭義には(1)のみを指す。 (1)ダコ・ルーマニア語Daco‐Rumanian ルーマニア(人口約2281万,1割余はハンガリー語などの他言語民族)およびモルドバ(旧称モルダビア)共和国を中心に,約2500万人の話し手を有する。ルーマニアの公用語である標準ルーマニア語は,ブカレストを含むムンテニア地方の方言に基づく。旧ソ連邦では,旧モルダビア共和国の公用語(ロシア文字を使用)の基盤となっている同地域の言語を,〈ルーマニア語〉と区別して〈モルダビア語〉と呼ぶが,これは実質的にダコ・ルーマニア語の一方言と見なしうる。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ルーマニアご【ルーマニア語】
ルーマニアの公用語。インドヨーロッパ語族イタリック語派の一。ラテン文字を使用。比較研究上重要な言語。

出典:三省堂
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世界の主要言語がわかる事典

ルーマニアご【ルーマニア語】
インドヨーロッパ語族イタリック語派に属する、ロマンス諸語の一つ。ルーマニアの公用語。モルドバの公用語(モルダビア語)は一方言。バルカン半島にも方言が話される地域が散在する。話者数は2600万人。ローマ帝国の属州ダキアにもたらされた古代ローマ人のラテン語がもととなり、6世紀以後バルカン半島に南下したスラブ人の言語の影響を受けながら成立。19世紀後半にルーマニア統一国家の公用語となり、ルーマニア地域ではキリル文字に代えてラテン文字を採用した。文法的には、名詞に3つの性があること、定冠詞の後置、接続法の多用などの特徴がある。

出典:講談社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

ルーマニア語
るーまにあご
インド・ヨーロッパ語族中のイタリア語派に属するラテン語の口語、いわゆる俗ラテン語から発展してできたロマンス諸語の一つ。フランス語、イタリア語などと同族関係にあるが、周囲のブルガリア語、アルバニア語、現代ギリシア語と共通のバルカン言語圏の特徴(後置定冠詞、接続法の多用など)も備えている。古ルーマニア語は、紀元1~2世紀にローマ帝国に征服された古代のトラキア人、ダキア人が、公用語としての俗ラテン語東方方言を受容した結果生まれた。その結果、当然、基層のダキア語から継承した要素(約100の単語など)をもつが、8、9世紀以後南下してきたスラブ人の言語の強い影響を受け、ドナウ川右岸ではほとんど消滅した。しかし、バルカン各地の山間部や海岸には、総数30万人以上のルーマニア系言語集団の村落が散在している。ルーマニア語はダキア地方に12、13世紀に成立した封建国家の公用語としての地位を確立し、16世紀なかばからルーマニア語による印刷も始まっている。19世紀後半には、ルーマニア統一国家の成立とともにその公用語となり、1860年代にそれまで用いられていたキリル文字のアルファベットがラテン文字表記にかえられた。ただし、旧ソビエト連邦を構成していたモルダビア共和国(現モルドバ共和国)では、ロシア語と同じ表記が導入された。アメリカへの移住者も含めて、ルーマニア語を母国語とする人口は約2100万人。主要な方言は、ムンテニア、モルドバ、トランシルバニア方言であるが、差異は大きくない。[直野 敦]
『直野敦著『ルーマニア語の入門』(1977・白水社) ▽直野敦編『ルーマニア語辞典』(1984・大学書林)』

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精選版 日本国語大辞典

ルーマニア‐ご【ルーマニア語】
〘名〙 インド‐ヨーロッパ語族イタリック語派に属するロマンス諸語の一つ。ルーマニアのほか、近接するモルドバ共和国・バルカン諸国で話される。一八五九年、キリル文字を廃止してラテン文字を使用。

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