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レチタティーボ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

レチタティーボ
recitativo
音楽用語。オペラオラトリオカンタータなどにおけるアリアに対する声楽様式で,「叙唱」と訳される。アリアが旋律的表現を主体とするのに対し,「語り」に重点がおかれる。オペラなどではレチタティーボで状況が話法体で語られ,次のアリアは,感情表現の場となる。叙述的性格のため,歌詞のシラブルに基づいた短い音符群から成る。通常,通奏低音のみによって伴奏されるレチタティーボ・セッコと,器楽伴奏付きのレチタティーボ・アコンパニャートに分類される。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

レチタティーボ(〈イタリア〉recitativo)
オペラオラトリオで、叙述や会話の部分に用いられる朗読調の歌唱。叙唱。レシタティーブ

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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世界大百科事典 第2版

レチタティーボ【recitativo[イタリア]】
1600年ころオペラの成立に伴って生まれた歌唱様式で,話し言葉を朗誦的・音楽的に強調した伴奏付独唱。レシタティーフともいい,叙唱と訳される。初期のレチタティーボはモノディとほぼ同一視されるが,ベネチア楽派に至って劇の展開や対話と,感情的表現部分を音楽的に区別するようになり,感情の高まりの部分にアリオーソariosoと呼ばれる短い旋律的音型が挿入され,それがアリアに展開したのに対し,劇の展開や対話はレチタティーボとして独立した。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

レチタティーボ【recitativo】
話し言葉のイントネーションを模倣し、または強調する声楽形式。オペラなどで話すように歌う部分。レシタティーブ。叙唱。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

レチタティーボ
れちたてぃーぼ
recitativoイタリア語
「叙唱」と訳される。オペラ、オラトリオ、歌曲などで、ことばの自然なリズムやアクセントを生かし、語るように歌われる部分。それだけが独立した楽曲をつくることはなく、かならずアリアなどに結び付く。一定の形式はない。作曲家が音程、リズム、テンポなどを記譜した場合でも、歌手はこれを守る必要はなく、かなり自由に歌ってもよい。通奏低音の伴奏によるレチタティーボ・セッコrecitativo seccoと管弦楽伴奏によるレチタティーボ・アッコンパニャートrecitativo accompagnatoに分類できる。アリアとの関係ではレチタティーボで物語などの状況を説明、アリアで感情を表現するという役割分担がある。
 グレゴリオ聖歌の詩編の朗唱もレチタティーボの一例であるが、レチタティーボが重要な技法となるのは17世紀初頭のオペラからである。そこでは初め台詞(せりふ)はすべて朗唱風に作曲されたが、やがてその一部がアリアになってゆくにしたがい、レチタティーボは前述した形式へと向かう。19世紀後半ワーグナーがレチタティーボとアリアの区別を排し、無限旋律を楽劇の中心に置いたことにより、レチタティーボは姿を消していった。[石多正男]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

レチタティーボ
〘名〙 (recitativo) =レシタチーブ

出典:精選版 日本国語大辞典
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