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レノルズ【れのるず】

日本大百科全書(ニッポニカ)

レノルズ
れのるず
Sir Joshua Reynolds
(1723―1792)

イギリスの肖像画家。デボンシャーのプリマス近郊に生まれる。若いころロンドンに出て約2年絵の修業をし、22歳のときプリマスに帰り、いちおう地方的名声を得た。1749年から2年間ローマに滞在したのちイタリア各地を歴訪し、パリを経て52年に帰国。ロンドンに定住し、数年にして肖像画家として名声をあげた。ロイヤル・アカデミーの設立委員の1人となり、68年、創設と同時に初代会長に選ばれ、翌年ナイトに叙せられた。晩年、会長としての講演をまとめた『Discourses』(講演集)を残し、ロンドンに没した。

 レノルズの肖像画は一種の折衷的画風で、ベネチア派やファン・ダイクなどから多く学び、肖像画に「荘重体」といわれる壮麗な仕上げをする。その一方、無邪気な幼児の姿を好んで描いているが、ここにもどこか荘重体の体質がみえる。18世紀イギリス画派に多くの影響を与えたが、その功罪については後世さまざまにいわれている。

[岡本謙次郎]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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