●レビ
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
レビ
Lévi, Sylvain
[没]1935.10.30. パリ
フランスの東洋学者,インド学者。 1889年ソルボンヌ大学,94年コレージュ・ド・フランスのサンスクリット語教授。 97,98年インドに旅行し,ネパールで碑文や写本を研究した。ブラーフマナ,叙事詩,インド=ギリシア文化交渉史,サンスクリット文学,梵蔵漢仏教文献の比較研究のほか,トカラ語の研究によるインド=ヨーロッパ語比較文法への功績は大きい。日仏会館館長として3度来日し,高楠順次郎とフランス語仏教辞典『法宝義林』を共同編纂した。多数のサンスクリット語校訂出版があり,仏教文化研究に大きく貢献した。
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レビ
Lévis
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レビ
Lévy,Bernard-Henry
フランスの批評家,作家。五月革命に裏切られた世代の一人として,全体主義,社会主義の欺瞞を告発した『人間の顔をした野蛮』 La Barbarie à visage humain (1977) で登場。以後『フランス・イデオロギー』L'Idéologie française (81) ,『原則の問題』 Questions de principe I,II (81~86) などで「新哲学派」と呼ばれる。また,日記や書簡,証言から,死の床にある詩人の生を再構成した小説『ボードレールの最期の日々』 Les Derniers jours de Charles Baudelaire (88) でアンテラリエ賞を受賞する。
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デジタル大辞泉
レビ(Levi)
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世界大百科事典 第2版
レビ【Éliphas Lévi】
フランスの神秘思想家。本名コンスタンAlphonse Louis Constant。西欧に伝わる魔術の基本,カバラ研究の権威であり,同時にまたその実践者として〈魔道中興の祖〉と称される。パリで生まれ,はじめ聖職を志して神学校に学び,卒業後助祭の地位にまで進んだが,神秘主義,社会主義に接近してしだいに正統的カトリシズムから遠ざかり,1844年に出版した著書《神の母》は教会から異端の書として糾弾された。
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レビ【Paul Pierre Lévy】
フランスの数学者。1904年エコール・ポリテクニクに入学,学生時代から解析学の論文を発表していた。1913‐20年までエコール・ポリテクニク教授,1920‐59年まで鉱山大学教授を務めた。研究面では,J.アダマールに深く師事し,その学風に大きな影響をうけた。1911年の学位論文は曲線の汎関数の解析,変分などについてであり,初期の仕事は関数解析が中心であった。その研究成果をまとめた書物は22年に出版され,51年版をあらためたが,重要な文献となった。
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レビ【Sylvain Lévi】
フランスの東洋学者。パリ大学でサンスクリットを学び,1884年アジア協会会員となり,インド省所蔵の写本調査に従事した。94年よりコレージュ・ド・フランス教授としてサンスクリット,インド学,言語学を講じた。1922年からはパリの高等研究院の宗教学主任を務める。研究領域は広く,ベーダ時代の祭式,古典インドの文学,演劇,ギリシア・インド文化交渉史,サンスクリット・チベット語・古典中国語による仏教文献の比較研究,またチベット,中央アジア将来の文献の目録化とそこで発見されたトカラ語Bの解読など,インド文化圏の全域をおおっている。
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日本大百科全書(ニッポニカ)
レビ
れび
Sylvain Lévi
(1863―1935)
フランスの東洋学者。主としてインド学、仏教学に優れた貢献をなした。ソルボンヌ大学(パリ大学)、コレージュ・ド・フランス、ストラスブール大学で教鞭(きょうべん)をとり、インド、ネパール、パレスチナ、アメリカ、ロシアなど世界各国に招かれた。日本にも三度来日し、日仏会館館長の職につき、東京帝国大学で講義し、帝国学士院名誉会員に列せられた。その著作はインド学のあらゆる分野を覆い、中央アジア、西域の言語研究、またこの地方から発見された仏典の校訂に不滅の業績を残した。著書、論文など多数ある。
[原 實 2017年4月18日]
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