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レフォルマ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

レフォルマ
Reforma
1854~76年主として B.フアレスの指導のもとに行われたメキシコの自由主義的政治・社会改革。この改革は A.サンタ・アナ独裁に対する反乱として,J.アルバレスと I.コモンフォルトのアユトラ綱領によって火ぶたが切られた。 55年サンタ・アナは亡命し,フアレス法によって教会と軍人の特権が失われた。翌年レルド法によって教会の封建的土地所有が大きく制限され,これに反対する教会や保守派の先住民 (インディオ) の反乱が各地に起った。 57年諸改革を取入れた自由主義憲法が制定されたが,61年フアレスが大統領に就任するまで内乱状態が続いた。この内乱中,フアレスは教会財産没収法など一連の反教会的改革法を施行し,このため3世紀にわたって卓越した教会勢力は打倒された。 62年ナポレオン3世の侵略を受け,以後マクシミリアン皇帝が銃殺されるまでの5年間,フアレスは撤退しながらも頑強に抵抗を続け,67年再びメキシコシティーに凱旋した。フアレスは 67,71年の2回合法的に大統領に選出され,任期中は経済開発が進められ産業が発展するとともに,教育制度も整備された。フアレスの死後も S.レルド・デ・テハダが改革法にのっとった政治を続けたが,76年 P.ディアスが政権を握ってからメキシコは再び独裁と保守政治の時代に戻った。レフォルマの基本には,私的契約,私的所有と人権の尊重といった近代的個人主義が指導理念となっていて,その形式主義的改革が,教育を受けず,伝統的な共有地 (エヒード) 耕作にすがりついて生活をおくっていたインディオたちに不利な結果をもたらした場合が多かった。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版

レフォルマ【Reforma】
メキシコ史の用語で〈改革時代〉と訳される。狭義にはメキシコの三年戦争と呼ばれる改革戦争(1858‐61)を指すが,むしろ,1854年A.L.deサンタ・アナ失脚後マクシミリアン皇帝の君主政が崩壊し,B.フアレスが大統領に再選される時期(1867)までの,保守陣営と革新派勢力との一連の闘争時期を意味すると考えるのが妥当である。そのため,レフォルマは相反する主義主張の陣営が,自己の確信する政治理念に従って,メキシコ独立以来の混迷国土の荒廃状態から脱して,近代国家へ転換するため,建国をいかに完成させるかを模索する苦悩の時代といえる。

出典:株式会社平凡社
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