●レン
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
レン
Renn, Ludwig
[没]1979.7.21. 東ベルリン
ドイツの小説家。本名 Arnold Vieth von Golssenau。第1次世界大戦に参加,その体験を『戦争』 Krieg (1928) で即物的に描いた。共産党に入り,1933年ヒトラー政権により投獄されたが,脱走して亡命,スペイン内乱の際,ドイツの義勇軍であるテールマン大隊の隊長をつとめた。 47年メキシコから東ドイツに帰った。その他『戦後』 Nachkrieg (30) ,『スペイン戦争』 Der spanische Krieg (55) などの作品がある。
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レン
Wren, Sir Christopher
[没]1723.2.25. ハンプトンコート
イギリスの建築家,科学者。父は牧師。幼時から自然科学にすぐれた才能を示し,1653年にオックスフォード大学修士号を取得。 61年同大学天文学教授。この頃から建築に関心を寄せ,同大学のシェルドン記念講堂 (1662~63) を設計。 64~65年パリを訪れ,G.ベルニーニに会い,また,J.H.マンサール,L.ル・ボーらに学ぶ。帰国後ロンドンの大火 (66) を機に大規模な都市再建計画を提案,69年には建築総監に任命された。都市計画は実現しなかったが,代表作セント・ポール大聖堂 (75~1710) ,セント・メリー・ル・ボー聖堂 (1670~77) ,セント・スチーブン聖堂 (72~87) をはじめ,52の聖堂ほか多数の建築を完成した。ほかにケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジ図書館 (76~84) ,チェルシー王立病院 (82) ,ハンプトン・コート宮殿東部増築 (89~1701) ,グリニッジ病院 (1696着工,死後完成) なども設計。その間天文学者として,彗星や土星の輪を研究し,ロイヤル・ソサエティの創立委員として,81~83年には3代会長をつとめた。 85~87年と 1701~02年には下院議員をつとめており,フリーメーソンに属していたともいわれる。
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レン
Wren, Percival Christopher
[没]1941.11.23. グロスターシャー
イギリスの小説家。オックスフォード大学に学んだ。第1次世界大戦に参加。フランス外人部隊での体験に基づく『美徳の報酬』 The Wages of Virtue (1916) ,『フランスの継子』 Stepsons of France (17) ほか多数の作品がある。
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レン
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世界大百科事典 第2版
レン【Christopher Wren】
イギリス最大の建築家。ウィルトシャー州イースト・ノイルに,英国国教会の聖職者の子として生まれた。国教会と王党派の精神の中で育ち,オックスフォードに学び数学と自然科学に才能を示した。1653年に卒業し,57年にはロンドンのグレシャム・カレッジの天文学教授となる。60年に王政復古が成り,翌年建設総監の補佐に任ぜられた。65年に処女作ケンブリッジ大学ペンブローク・カレッジ礼拝堂を完成させ,この年パリに赴く。
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レン【Ludwig Renn】
ドイツの作家。本名アルノルト・ビート・フォン・ゴルセナウArnold Viet von Gollsenau。貴族の出身。1910年ドレスデンで第1近衛師団に入隊,第1次大戦には将校として西部戦線へ。20年以降ゲッティンゲンほかで法学,ウィーンで美術史などを学ぶ。その間にドイツ,イタリア,エジプト,トルコなどに徒歩旅行。28年共産党に入党し,プロレタリア革命作家同盟結成時より書記長をつとめた。《戦争》(1925脱稿,28刊)は主人公に一兵士を選び,その眼で即物的に戦争を描き,続編《戦後》(1930)では主人公がカップ一揆のなかで軍隊に疑問を抱く過程をたどる。
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精選版 日本国語大辞典
レン
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