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ロセッティ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ロセッティ
Rossetti, Christina Georgina
[生]1830.12.5. ロンドン
[没]1894.12.29. ロンドン
イギリスの女流詩人。ロセッティ兄妹の末妹。処女詩集『妖魔の市』 Goblin Market and Other Poems (1862) でラファエル前派作風を示し,その後『王子』 Prince's Progress (66) ,『歌の本』 Sing-Song:a Nursery Rhyme Book (72) ,『新作詩集』 New Poems (96) などを発表。洗練された用語,確実な韻律法,温雅な情感がつくり出す詩境は,神秘的,宗教的な雰囲気を漂わせ,また長兄 D.G.ロセッティと共通の色彩感や中世的要素が顕著で,イギリス女流詩人最高峰に連なるもの。生涯に2度,信仰上の理由で結婚をあきらめ,恋愛の多くは愛の挫折の記録である。

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ロセッティ
Rossetti, Dante Gabriel
[生]1828.5.12. ロンドン
[没]1882.4.9. バーチントンオンシー
イギリスの詩人,画家。ロセッティ兄妹の長兄。イタリア人亡命者 G.ロセッティの子に生れ,美術学校に学んだのち,F.M.ブラウンの指導を受けた。 1848年ラファエル前派の運動を興し,その中心人物として活躍した。 50年代には神話聖書を主題とした水彩画や素描を制作したが,彼の装飾的で神秘的な絵画は,世紀末の象徴主義,アール・ヌーボーなどに多大の影響を与えた。また絵のほか,詩作にも早くから手を染めたが,作は情熱,色彩感,中世的な主題と雰囲気などを特色とし,神秘的であるとともに肉感的な詩境を開拓した。 70年の詩集に収められたソネット連作『生命の家』 The House of Lifeは,愛における霊と肉の関係を追求した力作であるが,あまりにも官能的な詩風により「肉体派」と呼ばれた。ほかに『バラッドとソネット』 Ballads and Sonnets (81) など。

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ロセッティ
Rossetti, Gabriele Pasquale Giuseppe
[生]1783.2.28. バスト
[没]1854.4.26. ロンドン
イタリアの詩人。 D.G.ロセッティらの父。ナポレオンが擁立したナポリ政府に反対して暴動に加わり,1824年ロンドンに亡命した。ダンテの作品を予言と啓示の書と解する『神曲の分析的解釈』 Commento analitico alla Divina Commedia (全6巻,うち1,2巻は 1825刊) は G.パスコリらに影響を与えた。ほかに,アルカディア派を思わせる流麗なリズムと多彩なイメージの『詩集』 Versi (47) など。

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ロセッティ
Rossetti, William Michael
[生]1829.9.25. ロンドン
[没]1919.2.5. ロンドン
イギリスの文芸・美術評論家。ロセッティ兄妹の次兄。生涯,税務局の官吏をつとめた。ラファエル前派一員として機関誌『ジャーム (萌芽) 』 The Germを編集。『現代美術』 Fine Art,Chiefly Contemporary (1867) ,『キーツ伝』 Life of Keats (87) などのほか,ブレークの詩集の編纂 (74) ,ホイットマンの紹介で知られ,またダンテ『神曲』地獄編の韻文訳がある。

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デジタル大辞泉

ロセッティ(Dante Gabriel Rossetti)
[1828~1882]英国画家・詩人。ラファエル前派結成に参加。伝説や神話、聖書などに題材をとった作品を多く残した。詩集「歌謡とソネット」など。

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世界大百科事典 第2版

ロセッティ【Christina Georgina Rossetti】
1830‐94
イギリスの女流詩人,童謡作家。兄ダンテ・ゲイブリエルとともにラファエル前派に属した。英国国教会信者で,宗教上の違いから婚約者と別れ一生独身だった。その詩は初期の甘美な詩から,愛の別れ,帰らぬ青春,死をうたい現実の空しさをこえて,永遠の安息を模索する神秘的宗教詩へ高まってゆく。《妖精の市》(1862)は純真な少女の誘惑と信仰の葛藤を描き,このテーマは《王子の行列》(1866)にも生きているが,繊細で哀切な感情の抒情詩こそ,彼女の変わらぬ特質であった。

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ロセッティ【Dante Gabriel Rossetti】
1828‐82
イギリスの画家,詩人。ナポリから政治亡命した詩人を父に,ロンドンで生まれる。1845年,ローヤルアカデミー・スクールに入学。ここで知りあったJ.E.ミレーやW.H.ハントらとともに,48年,芸術革新を唱える〈ラファエル前派〉を結成。その機関誌《ジャームThe Germ》に,詩や散文を発表し,詩人としての活動もはじめた。グループは数年後に離散するが,ラファエル前派の影響を受けて育った,後の世代の中心的人物になる。

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精選版 日本国語大辞典

ロセッティ
(Dante Gabriel Rossetti ダンテ=ガブリエル━) イギリスの画家、詩人。ラファエル前派を結成。絵画はダンテ・聖書・神話に主題をとり、ロマンチックで神秘的な情感をたたえる。詩は古民謡を生かしダンテの影響が強い。(一八二八‐八二

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