●ロッソ・フィオレンティーノ
世界大百科事典 第2版
ロッソ・フィオレンティーノ【Rosso Fiorentino】
1495ころ‐1540
イタリアの画家。本名ヤコポ・デ・ロッシGiovanni Battista di Jacop de’ Rossi。フィレンツェ生れの,第一世代のマニエリストの一人。1530年以降フランスに渡り,フォンテンブロー派の形成に貢献した。バザーリによれば彼に師はなく,追随する巨匠もいなかった。しかし初期の作品には,フラ・バルトロメオとアンドレア・デル・サルトの定式化した古典主義的様式の影響が著しい。しかし1516‐17年,アヌンツィアータ教会にアンドレア・デル・サルトとともに描いた《聖母の被昇天》には,すでにその悪魔的な図像がみられる。
イタリアの画家。本名ヤコポ・デ・ロッシGiovanni Battista di Jacop de’ Rossi。フィレンツェ生れの,第一世代のマニエリストの一人。1530年以降フランスに渡り,フォンテンブロー派の形成に貢献した。バザーリによれば彼に師はなく,追随する巨匠もいなかった。しかし初期の作品には,フラ・バルトロメオとアンドレア・デル・サルトの定式化した古典主義的様式の影響が著しい。しかし1516‐17年,アヌンツィアータ教会にアンドレア・デル・サルトとともに描いた《聖母の被昇天》には,すでにその悪魔的な図像がみられる。
出典:株式会社平凡社
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