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ロラン

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ロラン
Lorrain, Claude
[生]1600. シャンパーニュ
[没]1682.11.23. ローマ
フランスで生れローマで活躍した画家。本名 Claude Gellée。ル・ローランまたはクロードとも呼ばれる。菓子職人の見習いとして 1613年ローマにおもむき,A.タッシ影響画家転向。一時帰国したこともあるが,27年以来ローマ定住。 P.ブリルや N.プーサンの影響を受け,明るい色調の風景画を描いて,教皇ウルバヌス8世に認められた。小川や海辺前景,中,後景にある光の微妙な変化を観察し,古典建築の簡潔な構成を画面に配して,聖書や神話に取材した風景画を得意とした。 19世紀の外光派の先駆的存在。油彩のほか銅版画も制作。主要作品『カンポバッチーノ港の』 (1636,ルーブル美術館) ,『シバの女王の船出』 (48,ロンドン,ナショナル・ギャラリー) など。なお自作をスケッチした6冊の画帳『リーベル・ベリタティス』 (44頃) がある。

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ロラン
Rolland, Romain
[生]1866.1.29. ニエーブル,クラムシー
[没]1944.12.30. ヨンヌ,ベズレー
フランスの小説家,劇作家。エコール・ノルマル・シュペリュール (高等師範学校) に学ぶ。民衆劇の理想を掲げて『7月 14日』 Le Quatorze-Juillet (1902) などの歴史劇を書いたのち,『ベートーベンの生涯』 Vie de Beethoven (03) などの理想を追求してやまぬ天才たちの伝記を発表,ある音楽家の生涯を描く大河小説『ジャン=クリストフ』 Jean-Christophe (04~12) によって世界的な名声を得た。ドイツ文化に深い理解を示し,第1次世界大戦に際しては,国際主義の立場からフランス,ドイツ両国の偏狭な愛国主義を批判する『戦いを超えて』 Au-dessus de la mêlée (15) を発表,波紋を投げた。ほかに,ラブレー的な闊達さを示す小説『コラ・ブルニョン』 Colas Breugnon (19) ,大作魅せられたる魂』L'Âme enchantée (7巻,22~33) などがある。 1915年ノーベル文学賞受賞。

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ロラン
LORAN; long range navigation
パルス電波を利用する双曲線航法の一種で,広く用されている長距離電波航法方式。「2定点からのパルス電波の到達時間差が一定となる点の軌跡は双曲線となる」という原理を利用するもので,たとえば,ロラン電波を発するA,Bの2局があって,A局を主局,B局を従局 (普通 300海里,約 556km離れて設置) とすれば,これを組局とし,受信機でその組局のパルスの時間差からロラン表またはロラン図を用いて海図上に位置の線としての双曲線がただ1本決定され,他の組局からのロラン位置の線が得られると,それらの交点として船位が求められる。第2次世界大戦で実用化され,戦後は太平洋と大西洋にロラン設備が完備。日本では海上保安庁が落石大釜崎波崎八丈島松前,新潟,米子対馬,鹿児島の野間池,宮古島,慶佐次などにロランA局を設置し,漁船などにも利用されるようになった。 1750~1950kHzの周波数帯を用い,有効範囲は昼間 700海里,夜間 1400海里とされる。

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デジタル大辞泉

ロラン(Claude Lorrain)
[1600~1682]フランスの画家。生涯大半をローマで送る。宗教的主題をもつ風景画を制作、外光大気の微妙な変化を巧みに表現し、のちの風景画家に大きな影響を与えた。

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ロラン(Romain Rolland)
[1866~1944]フランスの小説家・劇作家批評家人道主義理想主義の立場に立った作品を書くとともに、反戦平和運動を推進。1915年ノーベル文学賞受賞。小説「ジャン=クリストフ」「魅せられた魂」、戯曲愛と死との戯れ」、伝記ベートーベンの生涯」、評論戦いを超えて」など。

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世界大百科事典 第2版

ロラン【Claude Lorrain】
1600‐82
プッサンと並んで,フランス17世紀の古典主義風景画を完成した画家。別名クロード・ジュレClaude Gellée。後代のターナーや,イギリスロマン派,印象派に多大な影響を与えた。ナンシー近く,シャマーニュの農家に生まれた。1612年に木彫家のに従ってドイツのフライブルクに出る。13年ころローマに赴き,風景画家タッシAgostino Tassi(1580‐1644)のもとで,ついでナポリのドイツ人画家ワルスGoffredo Waelsのもとで,それぞれ絵画の手ほどきをうける。

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ロラン【Romain Rolland】
1866‐1944
フランスの作家。ブルゴーニュ地方,クラムシーの中産階級旧家に生まれる。エコールノルマルで歴史学を専攻。《リュリとスカルラッティ以前のヨーロッパ・オペラの歴史》(1895)で文学博士号を取得。母校で芸術史を,次いでパリ大学で音楽史を教えた。文壇へは《狼》(1898),《ダントン》(1900),《7月14日》(1902)などの史劇作品でデビューしたが,これらの〈民衆演劇〉の試みは成功しなかった。〈英雄とは思想や力で勝利した者ではなく,心によって偉大であった者のことである〉という人道主義的ヒロイズム観に立って《ベートーベン》(1903),《ミケランジェロ》(1906),《トルストイ》(1911)など一連の伝記を著した。

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大辞林 第三版

ロラン【loran】
航法援助装置の一。また、それを用いた航法。二つの無線局からの電波を受信し、その到達時間の差を測定して現在位置を算出する。 → 双曲線航法

出典:三省堂
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ロラン【Claude Lorrain】
1600~1682 本名 Claude Gellée フランスの画家。古代史や聖書を主題として、光と大気に注目した風景画を描いた。代表作「落日の港」

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ロラン【Romain Rolland】
1866~1944 フランスの小説家・劇作家・思想家。平和主義者・ヒューマニストとして戦争・ファシズムとたたかった。長編「ジャン=クリストフ」「魅せられた魂」、戯曲「愛と死の戯れ」、伝記「ベートーベン」「ミケランジェロ」、エッセー「戦乱を超えて」

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ロラン【loran】
long range navigation

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精選版 日本国語大辞典

ロラン
[一] (Claude Lorrain クロード━) フランスの画家。その生涯の大半をローマで過ごし、宗教的・歴史的人物を点景として配した風景画を制作。その様式は、フランス、イギリスのその後の風景画に大きな影響を与えた。(一六〇〇‐八二
[二] (Romain Rolland ロマン━) フランスの小説家、思想家。トルストイの思想的影響の下に出発、人類への愛、理想主義の信念に基づき、創作や平和運動に活躍した。ベートーベンの研究もある。代表作は「ジャン=クリストフ」「魅せられたる魂」。一九一五年ノーベル文学賞受賞。(一八六六‐一九四四

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