●ロレンス
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ロレンス
Laurens, Henry
[没]1792.12.8. サウスカロライナ,チャールストン近郊
アメリカの政治家。サウスカロライナで貿易業を兼業していたプランター (大農場主) 。 1774年サウスカロライナ保安委員会委員長。 76年サウスカロライナ邦副知事。 77~79年大陸会議代表。 77年 11月~78年 12月同議長。 80年8月資金調達のためオランダに渡る途中,ニューファンドランド沖でイギリスの軍艦に捕われ,ロンドン塔に幽閉された。 82年 12月 C.コーンウォリス将軍と交換に釈放されて帰国。翌 83年6月イギリスとの和平交渉代表団に加わり,仮条約には J.アダムズ,B.フランクリン,J.ジェーとともに署名したが病に倒れ,本条約調印を待たずに帰国。
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ロレンス
Laurens, John
[没]1782.8.2. アメリカ,サウスカロライナ,コンベー
アメリカ独立革命期の軍人。 G.ワシントンの副官としてワシントンの指揮した戦いにはほとんど参加したが,1777年 10月負傷。 80年援助を要請するためフランスへ派遣された。帰国後再び戦争に参加,ヨークタウンの戦いでは戦功を立て,イギリスの降伏条件の交渉にあたった。終戦直前に戦死。
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ロレンス
Lawrence, David Herbert
[没]1930.3.2. フランス,バンス
イギリスの小説家,詩人。貧しい炭坑労働者の子に生れ,ノッティンガム大学に学んだ。教員生活ののち創作に専念。 1912年恩師ウィークリー教授の妻フリーダと大陸に駆落ちし,正式に結婚したのちもオーストラリア,アメリカ,メキシコと放浪生活をおくった。現代の物質文明を憎悪し,自然な本能としての性愛に帰ることを強調。作品には『息子と恋人』 Sons and Lovers (1913) ,『虹』 The Rainbow (15) ,『恋する女たち』 Women in Love (20) ,『チャタレー夫人の恋人』 Lady Chatterley's Lover (28) などの長編小説のほか,多くの中編や短編小説,詩集,旅行記,評論集,そして大部な書簡集がある。
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ロレンス
Lawrence, Ernest Orlando
[没]1958.8.27. カリフォルニア,パロアルト
アメリカの物理学者。サウスダコタ大学卒業,エール大学で学位を取り,同大学助教授を経て,カリフォルニア大学バークリー校助教授 (1928) ,同教授 (30) ,同大学放射線研究所所長 (36) 。 1930年に粒子加速器の一種であるサイクロトロンを発明し,1930年代のうちに他の粒子加速器をはるかにしのぐ高速粒子をつくりだす大型サイクロトロンを次々と完成し,原子核の研究やローレンシウムなど人工放射性同位元素をつくりだした。バークリーは加速器物理学の世界的な中心となり,門下に多くの弟子を育てた。第2次世界大戦中,「マンハッタン計画」に参加し,ウラン 235の分離に従事。戦後も 184インチ (約 4.67m) のシンクロサイクロトロンを建設,また陽子シンクロトロン (ベバトロン) の完成にも貢献した。カラーテレビのブラウン管の発明でも知られる。 39年ノーベル物理学賞受賞。 57年,アメリカ原子力委員会フェルミ賞受賞。
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ロレンス
Lawrence, Gertrude
[没]1952.9.6. ニューヨーク,ニューヨーク
イギリスの女優。本名 Gertrud Alexandra Dagma Lawrence Klasen。幼少の頃からパントマイムを演じ,その後『私生活』Private Lives (1930) ,『レディ・イン・ザ・ダーク』Lady in the Dark (1941) ,『ピグマリオン』Pygmalion (1945) など多くの喜劇やミュージカルに出演。『王様と私』The King and I (1951) はロレンスの発案によってミュージカル化されたもので,その出演中病没した。ジュリー・アンドルーズ主演の映画『スター!』Star! (1968) は,ノエル・P.カワードとの交際を含めてロレンスの多彩な生涯を描いた作品。自伝 "A Star Danced" (1945) がある。
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ロレンス
Lawrence, Paul Roger
アメリカの経営学者。アルビオン・カレッジ卒業後,ハーバード大学で修士号,博士号取得,引続き同大学ビジネス・スクールで教鞭をとり,1961年教授。彼は J. W.ローシュとともに著わした"Organization and Environment" (1968) のなかで「組織はその属する環境要件に適合するように,その内部構造を分化,統合する」と提唱し,その研究はコンティンジェンシー理論の中核となった。主著は上記のほか"Mayors in Action" (74,コッファーと共著) ,"Matrix" (77,デービスと共著) など。
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ロレンス
Lawrence, Sir Thomas
[没]1830.1.7. ロンドン
イギリスの肖像画家。宿屋の子で鉛筆やパステルで肖像画を描いていたが,1787年ロンドンに出てロイヤル・アカデミーで学び,J.レイノルズに認められた。肖像画にすぐれ,レイノルズの死後,92年に宮廷画家となり,94年アカデミー会員,1815年異例の若年でナイト爵に叙せられた。 18~20年にヨーロッパ各地を旅行,20年から B.ウェストのあとをうけて 10年間アカデミーの会長をつとめた。繊細かつ優雅な作風で,やわらかい筆致によって各地の宮廷貴族の愛顧を受けた。主要作品『ウェリントン公』 (1815,ウィンザー城王立美術コレクション) ,『法王ピウス7世』 (19,同) ,『リーブン公女』 (20頃,ロンドン,テート・ギャラリー) 。
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ロレンス
Lawrence, Thomas Edward
[没]1935.5.19. クラウズヒル
イギリスの考古学者,軍人,作家。「アラビアのロレンス」と呼ばれる。貴族出身で,オックスフォード大学で考古学を修め,1909年シリア,パレスチナに研究旅行し,11~14年ユーフラテス川流域の遺跡発掘に従事。 14年陸軍省の依頼で,調査を名目にシナイ半島を偵察中,第1次世界大戦が始り,オスマン帝国の参戦後,エジプトでアラブ担当情報将校となった。 16年メッカのアミルで会ったフサイン・イブン・アリーを扇動してオスマン帝国に対して反乱を起させ,その息子のファイサル付きの連絡将校として,帝国軍の後方攪乱にあたった。 17年アカバを奇襲占領,のち帝国軍に捕われたが脱走。 18年ダマスカス攻撃に参加後ロンドンに帰り,19年パリ講和会議に出席。 21年植民地省のアラブ問題顧問として,アラブ処遇問題の解決に努めた。 22年辞任し,偽名でイギリス空軍に兵士として入隊したが発覚。 23年 T. E.ショーと改名し,戦車隊に入隊。 25年航空隊に移り,35年3月除隊。その後まもなくオートバイ事故で死亡。主著『知慧の七柱』 Seven Pillars of Wisdom (1926) 。
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ロレンス
Lawrence
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ロレンス
Lawrence
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世界大百科事典 第2版
ロレンス【Lawrence】
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ロレンス【David Herbert Lawrence】
イギリスの小説家。ノッティンガム近郊の炭坑夫の家に生まれる。母は下層中産階級出身で教師の経験があり,夫婦は育ちの違いからよく争い,長・次兄の死後母はロレンスを溺愛した。奨学金により高校を卒業したのち小学校の代用教員を務め,1906年ノッティンガム大学の教員養成科に入学,卒業後はロンドンで小学校教員をしながら文筆に従事,1911年処女作《白孔雀》を出版。この前年母の死によって虚脱状態に陥ったが,12年大学時代の恩師の妻フリーダと激しい恋におち,彼女の故郷ドイツに駆落ちし,次いでイタリアに赴き,ここできわめて自伝的な,自己耽溺的で正直なエゴイスト,ポール・モレルの成長と恋,恋人と母との三角関係を語った《息子と恋人》(1913)を完成。
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ロレンス【Margaret Laurence】
イギリス系カナダ人の小説家。平原州マニトバの生れ故郷(作品の中では〈マナワーカ〉となっている)を舞台として,周囲の無理解との苦しくすさまじい闘いへ追い込まれる女主人公を描いた小説《石像の天使》(1964),《神の戯れ》(1966),《占者たち》(1974)などで知られる。ほかに夫の任地ガーナを舞台とした小説《ヨルダンのこちら側》(1960)や短編小説集,エッセー集,児童文学の作品などがあり,その著作活動は多岐にわたる。
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ロレンス【Thomas Lawrence】
イギリスの画家。宿屋の息子としてブリストルに生まれ,10歳にもならぬころから鉛筆やパステルで肖像画を描き,ほとんど独学でこの分野の一流画家となった。1791年ローヤル・アカデミーの準会員になったのを皮切りに,92年王室付画家に任命され,94年にはローヤル・アカデミー会員となる。1818年,当時の摂政皇太子(後のジョージ4世)によって大陸に派遣され,対ナポレオン戦争に功績のあった各国君主,軍人の肖像画制作を命ぜられ,それによって画家としての名声はヨーロッパ中に広まった。
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ロレンス【Thomas Edward Lawrence】
イギリスの探検家,考古学者,軍人。通称〈アラビアのロレンス〉で有名。オックスフォード大学で考古学を学び,ことに中近東に関心をもち,1910‐14年大英博物館の中東遺跡発掘調査に参加。第1次世界大戦勃発後,陸軍情報将校としてカイロに派遣され,ドイツ側に参戦したトルコの後方かく乱を企て,トルコ支配下にあったアラブ民族の反乱を指導し,その独立運動に挺身した。19年パリ講和会議にも出席したが,アラブに対し戦後の独立承認を約束しながら,これを果たさぬイギリス政府に失望する。
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精選版 日本国語大辞典
ロレンス
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ロレンス(David Herbert Lawrence)
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ロレンス(Ernest Orland Lawrence)
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ロレンス(Thomas Edward Lawrence)
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