@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

ワイアット

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ワイアット
Wyatt, Sir Thomas
[生]1503. メードストン近郊アリントン
[没]1542.10.6. シャーバン
イギリスの詩人,外交官。Wyatとも記す。ヘンリー8世に重用され,外交使節として大陸諸国に派遣された。王妃アン・ブリンとのかつての関係から,またトマス・クロムウェルの同調者として 2度投獄された。イタリア詩を翻訳してソネット形式を初めてイギリスに紹介,二行連句で終わるイギリス風のソネットを創始し,サリー伯とともにエリザベス朝抒情詩の先駆者となった。しかし最高の作品は,イギリス詩本来の語法で書かれた,やや不規則な韻律の抒情詩である。個性が強く出ていることも当時としては異例で,各種の作品 96編が,死後,『トトル詩選集』Tottel's Miscellany(1557)に収められた。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ワイアット
Wyat, Sir Thomas, the Younger
[生]1521頃
[没]1554.4.11.
イギリスの軍人,反乱指導者。ケントの豪族の出。 1543年より数年間,フランスその他大陸で軍務に服し,帰国後,51年ケント長官。 53年メアリー1世スペインフェリペ2世の結婚に反対する反乱を計画し,翌年2月 3000の軍勢を率いてロンドンに迫ったが,失敗し処刑された。メアリーを廃位して J.グレーを即位させる計画であったため,グレーは夫とともに処刑され,王女エリザベス (のちのエリザベス1世 ) も連座の疑いでロンドン塔に投獄された。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

ワイアット
Wyatt, James
[生]1746.8.3. バートンコンスタブル
[没]1813.9.4. マールバラ近郊
イギリスの建築家。早くから才能を認められてイタリアに留学 (1762~68) ,帰国後まもなくロンドンのパンテオン (72,1937解体) を設計し一躍名声を博した。初め古典主義的様式を好み,ヒートン邸 (1772) ,オリエル・カレッジ図書館 (88) などを設計。のちゴシック様式に向い,フォントヒル・アベイ (96~1807) ,アシュリッジ・パーク (06~13) などを建てた。ソールズベリー大聖堂など多数の聖堂や宮殿などの修復や改修にもたずさわったが,考古学上の不正確さから「破壊者ワイアット」とも呼ばれた。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

ワイアット【James Wyatt】
1746‐1813
イギリスの建築家一族ワイアット家の代表的人物。スタフォードシャー生れ。ベネチアで建築を修め(1762‐68),帰国後壮大なドームをもつパンテオン(ロンドン,1772)の設計で一躍脚光を浴びた。《ヒートン・ホール》(マンチェスター近郊,1772),《ヘブニンガム・ホール》(サフォーク,1799)など古典様式のカントリー・ハウスを設計する一方,フォントヒル・アベー(ウィルトシャー,1807)などではゴシック様式を用い,〈ピクチュアレスク〉な表現を志向し,アダム兄弟やチェンバーズWilliam Chambersをしのぐ名声を得る。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

ワイアット【John Wyatt】
1700‐66
イギリスの発明家。リッチフィールドの近郊に生まれる。初め大工(指物師)を営むが,金属のせん孔旋盤の発明など機械の改良・くふうに才を発揮した。綿紡績においては,梳綿(そめん)過程ののち粗紡,精紡をおこない糸を作るが,その過程は引伸し,撚(よ)りかけ,巻きとりの三つである。それまでの紡車が,人間の手で粗糸を引き伸ばす作業を必要としていたのに対し,ワイアットは,1対のローラーの間を引っ張りながら糸を引きだすことにより,糸の引伸し工程の機械化を計画し,1733年に模型での試作に成功。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

ワイアット【Thomas Wyatt】
1503?‐42
イギリスの詩人。ケンブリッジ大学卒業後,宮廷に入り,やがて外交官としてヨーロッパ各地におもむいた。イタリアを中心とするルネサンスいぶきをイギリスに伝えた功績は大きい。とりわけペトラルカのソネットの翻訳や翻案からはじめて,イギリス・ルネサンスの抒情詩の隆盛の先駆けとなった点では,サリーと肩を並べるとされる。しかし近年ではむしろワイアットの側に独創性や強い個性を見る傾向が強い。ヘンリー8世によって2度投獄され,なかでも王妃アン・ブーリンの愛人であったとする嫌疑をかけられた事件はよく知られるが,当時の宮廷の身分上の不安定さを語るエピソードであろう。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

ワイアット」の用語解説はコトバンクが提供しています。

ワイアットの関連情報

関連キーワード

ピウス3世ボルジア家クラーナハ[父]アレクサンデル[6世]ブロアユリウス[2世]アレクサンデル6世ベルゲテボルジャ家アレクサンデル6世

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation