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ワイル(Kurt Weill)【わいる】

日本大百科全書(ニッポニカ)

ワイル(Kurt Weill)
わいる
Kurt Weill
(1900―1950)

ドイツ生まれのアメリカの作曲家。3月2日、ユダヤ教会カントルの息子としてデッサウに生まれる。ベルリン芸術アカデミーでブゾーニに学ぶ。二曲の交響曲、一曲のバイオリン協奏曲、一曲のチェロ・ソナタのほかはほとんど器楽曲には手を染めず、自ら語るように、その一生を「時代の演劇とより高度な音楽形式を結び付ける」ことに捧(ささ)げた。初めは『立役者』(1926)、『皇帝は写真をとらせる』(1928)でゲオルク・カイザーと組んだが、ブレヒトとの仕事『三文オペラ』(1928)、『マハゴニー市の興亡』(1930)などにより、その名声を決定づけた。とくに『三文オペラ』は「メッキ・メッサー」のメロディとともに世界的に大ヒットしたが、ナチス台頭により1933年に亡命、パリに滞在したのち、35年からアメリカに定住、43年には帰化した。ブロードウェーの作曲家として「セプテンバー・ソング」を含む『ニッカーボッカー・ホリデー』(1938)をはじめ、『レディ・イン・ザ・ダーク』(1941)、『ラブ・ライフ』(1948)などを発表したが、50年4月3日ニューヨークに没した。

[細川周平]

『ワイル・G・グナー著、岩淵達治訳『ヴァイルとブレヒト――時代を映す音楽劇』(1986・音楽之友社)』

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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