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ワイルド

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

ワイルド
Wild, Jonathan
[生]1666. ロンドン
[没]1725.5.24. タイバーン
イギリスの盗賊の親分。ロンドンの貧民街に生れ,幼少時からこそ泥を働き,長じてどろぼうたちの組織をつくり,彼らに盗ませた品を市内の自分の店で持主に買戻させるという一種の故売商を営んだ。同時に,盗賊密告係として取締当局の手先もつとめ,身の安全をはかった。しかしついに悪運尽きて捕えられ,処刑された。 J.シェパード親分。 H.フィールディングによる伝記『大盗ジョナサン・ワイルド伝』 The Life of Mr. Jonathan Wild the Great (1743) がある。

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ワイルド
Wilde, Oscar Fingal O'Flahertie Wills
[生]1854.10.16. ダブリン
[没]1900.11.30. パリ
イギリスの詩人,小説家,劇作家。アイルランド出身。オックスフォード大学に学び,ロンドンの社交界に出て,機知と耽美的生活態度によって注目を浴びた。唯一の小説『ドリアン・グレーの肖像』 The Picture of Dorian Gray (1891) や,『ウィンダミア卿夫人の』 Lady Windermere's Fan (92) ,『サロメ』 Salomé (93刊) ,『まじめが肝心』 The Importance of Being Earnest (95) などの戯曲,また,詩や批評など多彩な文筆活動で名声を得たが,1895年男色事件のために入獄し『深淵より』 De Profundis (1905,完本 62) を執筆。出獄後はフランスへ移り,貧窮のうちに死んだ。いわゆる「世紀末文学」の中心人物。

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ワイルド
Wyld, Henry Cecil Kennedy
[生]1870.3.27. ロンドン
[没]1945.1.26. オックスフォードシャー
イギリスの言語学者。リバプール大学,オックスフォード大学教授。英語の音韻,形態の歴史的研究,英語の韻律の研究が専門で,『近代口語英語の歴史』A History of Modern Colloquial English (1920) などの著書があるほか,英語辞典"The Universal Dictionary of the English Language" (32) の編著者として知られる。

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デジタル大辞泉

ワイルド(Oscar Wilde)
[1854~1900]英国詩人劇作家小説家。世紀末唯美主義文学の代表的作家で、芸術至上主義を唱えた。小説「ドリアン=グレイの肖像」、戯曲「サロメ」、童話集幸福な王子」、回想録獄中記」など。

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ワイルド(wild)
[形動]
野生であるさま。自然のままであるさま。
荒々しく力強いさま。「ワイルドイメージ

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世界大百科事典 第2版

ワイルド【Jonathan Wild】
1682?‐1725
イギリスの盗賊。田舎で徒弟人として働いていたが,ロンドンへ上り,棒の組織をつくりその首領となった。盗品を処理する店を開き,盗品を所有者の要求にも応じて売りさばいた。一方では警察とも通じ,自分に従わぬ盗賊は容赦なく警察に売り渡した。しかし最後には捕まり,絞首刑に処せられた。デフォーやH.フィールディングが彼をモデルにした実録または小説を書いている。【榎本 太】

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ワイルド【Oscar Wilde】
1854‐1900
イギリスの詩人,小説家,劇作家。オックスフォード大学在学中から,W.H.ペーターの唯美主義やJ.ラスキンの芸術観に強く影響を受け,機知と才気を存分に発揮して詩作にふけった。卒業後ロンドンに出て社交界の人気者となり,芸術至上主義を身をもって実践する才人として,多くの若者のあこがれの的であったが,逆にそのきざな言動嘲笑の的にもなった。W.S.ギルバート作詞,A.S.サリバン作曲の喜歌劇ペーシェンス》(1881)の中で,ワイルドは徹底的に戯画化されている。

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大辞林 第三版

ワイルド【Oscar Wilde】
1854~1900 イギリスの劇作家・小説家・詩人。世紀末文学の代表的作家で、芸術のための芸術を提唱。イギリス伝来の風俗喜劇を復活したことでも知られる。代表作、戯曲「サロメ」、小説「ドリアン=グレーの肖像」、童話集「幸福な王子」、ほかに「獄中記」

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ワイルド【wild】
形動
野生であるさま。未開であるさま。 フラワー
荒々しいさま。野性的。 -なサウンド

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日本大百科全書(ニッポニカ)

ワイルド
わいるど
Oscar Fingal O'Flahertie Wills Wilde
(1854―1900)
イギリスの詩人、小説家、劇作家。1854年10月16日、アイルランドのダブリンに生まれる。ダブリンのトリニティ学寮からオックスフォード大学に学び、古典に優秀な成績を得て卒業した。おりから『ルネサンス』(1873)によって新しい審美主義的芸術観・人生観を唱道したW・ペイターの影響を受け、この本は彼にとって生涯の「黄金の書(ゴールデン・ブック)」となった。若くして華々しい才気とはでなふるまいによって世間の注目を集め、当時復興の兆しのあったダンディの典型の1人として世紀末の社交界に君臨した。その結果、伝統的ビクトリア朝に属する側からの激しい指弾に耐えねばならなかったが、これはロンドンで有名になろうとする彼の計画的行動でもあった。彼が「作品には才能を注いだが人生には天才を捧(ささ)げた」といわれるのもこの点で、当意即妙の洒落(しゃれ)と警句にあふれる喜劇は多数の観客を集めて成功したが、それ以上に座談・講演の名手としての彼は社交界の花形であった。1895年、同性愛的性癖が原因でクインズベリ侯との訴訟に敗れ、2年の実刑ののちイギリスを逃れて悲惨のうちにパリに死んだその生涯は、人生と芸術に対する彼の姿勢の当然の帰結であったともいえよう。
 1881年の『詩集』を皮切りに88年には童話集『幸福な王子・その他』が出たが、これは84年に結婚した彼が息子たちのために書いたといわれ、彼の優しさと当時の社会に対する風刺とにあふれた傑作である。よきにつけ悪(あ)しきにつけ一躍彼の文名があがったのはゴシック風のメロドラマ小説『ドリアン・グレイの肖像』(1891)によってであって、「書物に道徳的も不道徳的もない。よく書けているか否かだけが問題なのだ」という序文の主張は、雑誌に発表当時世間の非難の的となった。以来、批評集『意向集』(1891)、小説集『柘榴(ざくろ)の家』(1891)など相次いで発表したが、彼の座談の才能が惜しみなく発揮されたのはむしろのちに書かれた『ウィンダミア夫人の扇子』(1892)、『サロメ』(1893。初めフランス語で書かれ、アルフレッド・ダグラスの英訳は1894年)、『真面目(まじめ)が大切』(1895)などの劇であった。これらは風習喜劇に属する19世紀の代表的作品で、軽妙洒脱で逆説を駆使する会話のおもしろさは、他の追随を許さぬ独壇場である。2年の刑期を終えたあとは、獄中で書いた匿名の詩『レディング監獄のバラード』(1898)、獄中からアルフレッド・ダグラスに書いた弁明の書『獄中記』(1905)などがある。これらを高く評価するむきもあるが、ここに表白された「打ちのめされた」ワイルドの感傷性よりも驕慢(きょうまん)に生きたダンディこそが彼の真骨頂であって、同性愛に対する社会的禁忌が緩んだ今日、倫理的批判を離れた再評価がなされて当然であろう。出獄後フランスへ移り、1900年11月30日パリで没。[前川祐一]
『西村孝次訳『ウィンダミア卿夫人の扇』(新潮文庫) ▽田部重治訳『獄中記』(角川文庫) ▽『ユリイカ――ワイルド特集』(1976・5月号、1980・9月号・青土社) ▽西村孝次訳『オスカー・ワイルド全集』全6巻(1988~89・青土社)』

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367日誕生日大事典

ワイルド
生年月日:1870年3月27日
イギリスの言語学者
1945年

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精選版 日本国語大辞典

ワイルド
(Oscar Fingal O'Flahertie Wilde オスカー=フィンガル=オフレアティ━) イギリスの詩人、劇作家、小説家。世紀末文壇の巨匠。唯美派をもって任じ、美のための美を唱えた。作品に戯曲「サロメ」、童話集「幸福な王子」、長編小説「ドリアン=グレイの肖像」、懺悔録「獄中記」など。(一八五四‐一九〇〇

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ワイルド
〘形動〙 (wild) 野生であるさま。野蛮なさま。荒々しいさま。
※欧米印象記(1910)〈中村春雨〉紐育雑記「自分は米国の文明に冠するに野(ウァイルド)の字を以てしたく思ふ」

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旺文社世界史事典 三訂版

ワイルド
Oscar Fingal O'Flahertie Wills Wilde
1854〜1900
イギリスの詩人・劇作家
アイルランド生まれ。宗教道徳を否定し,芸術至上主義を唱え,耽美主義思想にあふれた世紀末文学の代表作を発表。作品に『ドリアン=グレーの画像』,戯曲に『サロメ』がある。

出典:旺文社世界史事典 三訂版
執筆者一覧(50音順)
小豆畑和之 石井栄二 今泉博 仮屋園巌 津野田興一 三木健詞
 
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