●ワシントン海軍軍備制限条約【ワシントンかいぐんぐんびせいげんじょうやく】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
ワシントン海軍軍備制限条約
ワシントンかいぐんぐんびせいげんじょうやく
Washington Treaty on the Limitation of Naval Armament
1921年 11月からワシントン D.C.で開かれたイギリス,アメリカ,日本,フランスおよびイタリアの五大海軍国会議 (ワシントン会議 ) の結果,22年2月6日に結ばれた海軍軍備制限に関する条約。この条約で主力艦 (戦艦,巡洋戦艦) の合計基準排水量は,イギリスとアメリカがそれぞれ,52万 5000t (比率5) ,日本 31万 5000t (同3) ,フランスとイタリアがそれぞれ 17万 5000t (同 1.67) に制限され,航空母艦の合計基準排水量はイギリスとアメリカ 13万 5000t,日本8万 1000t,フランスとイタリア6万tに制限された。このため,イギリス,アメリカ,日本の三大国は現有海軍力の約 40%を廃棄したが,廃棄戦艦は主として旧式のものであった。そして,この会議で話合いのつかなかった巡洋艦,駆逐艦および潜水艦についての増強競争がその後激しくなった。
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世界大百科事典 第2版
わしんとんかいぐんぐんびせいげんじょうやく【ワシントン海軍軍備制限条約】
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