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一つ目小僧【ひとつめこぞう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

一つ目小僧
ひとつめこぞう
目が1つしかない小僧姿の妖怪。衰退したの姿とされる。このような神が一つ目となった由来については,降臨あるいは出陣おり,誤って落馬し,くりのいが,笹,松葉などでを突いたためであるとする伝承があるが,これはかつて神祭りの際,神に奉仕する人を他の区別するため片目にした風習があり,その反映であるとするもある。関東地方などで,事八日 (ことようか) の日に軒先竿を立て,四つ目籠や (み) を掲げる風俗があるが,これは目の多いもので一つ目を威嚇し,撃退するためであるという。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ひとつめ‐こぞう【一つ目小僧】
額に目が一つしかない妖怪。関東・東北地方では事八日(ことようか)の夜に来るといって、目の多いかごを門口に高く立てて追い払う行事をする。目一つ小僧。大眼(だいまなこ)。

出典:小学館
監修:松村明
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編集協力:田中牧郎、曽根脩
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デジタル版 日本人名大辞典+Plus

一つ目小僧 ひとつめこぞう
伝承上の妖怪。
山野や道で通りすがりの者をおどかす。童児とも大入道ともいう。柳田国男によるとかつては神であり,祭祀のとき神の一族であることをしめすため一眼をつぶした名残という。とかしたをみつづけたため目をうしなったという鍛冶神を一つ目とする伝承もある。

出典:講談社
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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

世界大百科事典 第2版

ひとつめこぞう【一つ目小僧】
妖怪伝承の一つ。山野で通りすがりの人を脅かすといって恐れられる。単眼か片目かの区別ははっきりしない。姿も7~8歳の童児であったり,大入道と伝えるところや,片足片目の山の神という伝承もある。関東地方には,2月と12月のこと八日(ようか)にこの妖怪が家々にやってくるといって,庭先に目籠を掲げて退散させる風習があり,目籠は目が多いので,妖怪が恐れるのだと信じられていた。一つ目小僧がかつて神であったと推論したのは柳田国男で,祭祀の際に一般の人と区別するために片目をつぶして神の一族とした時代があったと説明している。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ひとつめこぞう【一つ目小僧】
目が一つしかないという小僧姿の妖怪。一本足としたり、事八日ことようかに現れるとする地方が多い。目一つの神の信仰が変化したものといわれる。

出典:三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)

一つ目小僧
ひとつめこぞう
一つ目の妖怪(ようかい)。普通、7、8歳くらいの男児とする伝承が多い。岐阜では目一つ足1本の大入道であるといい、雪の朝に出現するという。人に危害を加えることはしないが、山野などに出現しては人々を驚かし恐怖を与える。関東地方では2月と12月の事八日(ことようか)にこの妖怪が現れるといい、庭先に目籠(めかご)を高く掲げて退散の呪(まじな)いとした民俗が残されている。この一つ目小僧と関連した伝承に、片方の目の神の伝説がある。武将や鎮守様が転んだ際に、胡麻(ごま)や栗(くり)、竹などで目を突き片方の目をつぶしてしまったという。そのためにこれらの植物は栽培しなくなったという。東北地方では11月23日に村々を訪れる神をダイシ様というが、この神は足が片方だという。柳田国男(やなぎたくにお)はこのような片方の目や足の神について、かつて祭日に神の一族であることを示すために体の一部を傷つけた名残(なごり)だろうと説いた。一つ目小僧はそうした神々の零落した姿であるという。しかしこれには批判的な説もある。[野村純一]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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