●一人前【いちにんまえ】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
一人前
いちにんまえ
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デジタル大辞泉
いちにん‐まえ〔‐まへ〕【一人前】
2 成人であること。また、成人の資格・能力があること。ひとりまえ。「
3 技芸・学問などが一応の水準に達していること。「
出典:小学館
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ひとり‐まえ〔‐まへ〕【一人前】
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世界大百科事典 第2版
いちにんまえ【一人前】
出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.
ひとりまえ【一人前】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
一人前
いちにんまえ
1人の男や女が成人後に備えているはずとされる心身、技能、力量などの総称。各種の職場をはじめスポーツや芸能方面でも漠然と人並みの能力というほどの意味で用いられることもあるが、村落社会では古来共同労働を組むうえで一定以上の労働力が要請され、1人前の標準作業量をはっきりと設ける場合が多かった。その標準量を一人役(いちにんやく)、一手役(いってやく)、ワッパカ仕事などとよび、農作業をはじめ各種作業についていちいち男女別に1日どれだけと決めた所も珍しくない。たとえば、男は田打ちならば1反(10アール)、物を背負う力では四斗俵1俵(約60キログラム)、女は男の半人前から7、8分で、田植ならば7畝(せ)(7アール)、機(はた)織りでは1反(鯨尺で約8.5メートル)といったぐあいであった。農家の奉公人や職人の徒弟などにはその作業量がとくに厳しく求められた。
また一人前を年齢で定める場合があり、男は数え年15歳、女は13歳とする例が多かった。これは、若者組、娘組の年齢集団に加入し、あわせて元服(げんぷく)祝、鉄漿(かね)付け祝など成年式をあげるころでもあった。一人前になれば、村落社会の一員として祭礼や村寄合、村仕事に正式に参加することが許され、また結婚の資格が与えられた。
[竹田 旦]
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精選版 日本国語大辞典
いちにん‐まえ ‥まへ【一人前】
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ひとり‐まえ ‥まへ【一人前】
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