@niftyトップ

辞書、事典、用語解説などを検索できる無料サービスです。

一元論【イチゲンロン】

デジタル大辞泉

いちげん‐ろん【一元論】
ある一つの原理で、あらゆるものを説明しようとする考え方。
哲学で、世界を一つの根本的な原理によって説明しようとする立場。パルメニデスの「有」、スピノザの「実体」など。→二元論多元論

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版

いちげんろん【一元論 monism】
世界と人生との多様な現象をその側面ないし全体に関して,ただ一つの(ギリシア語のモノスmonos)根源すなわち原理ないし実在から統一的に解明し説明しようとする立場。単元論singularismとも呼ばれ,二つおよびそれ以上の原理ないし実在を認める二元論・多元論に対立する。哲学用語としては近世の成立であり,C.ウォルフが初めてただ一つの種類の実体を想定する哲学者のことを一元論者と呼んだ。すなわち,いっさいを精神に還元する唯心論,物質に還元する唯物論,精神と物質とをともにその現象形態とする第三者に還元する広義の同一哲学などは,すべて一元論に属する。

出典:株式会社平凡社
Copyright (c) Heibonsha Limited, Publishers, Tokyo. All rights reserved.

大辞林 第三版

いちげんろん【一元論】
ひとつの実在や原理から世界のあり方を説明する哲学的立場。根源的なものを何とするかは立場により多様であり、ヘーゲルの絶対者、神秘主義における一者、仏教の真如、老荘の道などが著名。また、世界を精神や物質に還元する唯心論や唯物論もこの傾向に属する。 → 多元論二元論

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)

一元論
いちげんろん
事象の哲学的説明において、唯一の究極的な存在、原理、概念、方法などを考える立場や傾向をいい、二つ以上の究極的なものを考える多元論と対立する。存在の始源として唯一の物質、神などを考える形而上(けいじじょう)学、宗教、神学の一元論、精神あるいは対照的に客観的実在を唯一の契機とみる認識論的一元論、行為における特定の要因を規範の説明において根本的と考える倫理的一元論、方法論的一元論などがある。[杖下隆英]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

いちげん‐ろん【一元論】
〘名〙
① 特定の問題や現実の事象をただ一つの原理で説明しようとする考え方。
※硝子戸の中(1915)〈夏目漱石〉二七「彼は芸術一元論(イチゲンロン)を主張し出した」
② すべての事物は究極的な原理によって統一されており、すべてがそこから展開していくという世界観。スピノザの実体、シェリングの絶対者、ショーペンハウエルの意志などにおける哲学原理。⇔二元論多元論。〔新らしい言葉の字引(1918)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

一元論」の用語解説はコトバンクが提供しています。

一元論の関連情報

他サービスで検索

(C)The Asahi Shimbun Company /VOYAGE MARKETING, Inc. All rights reserved.
No reproduction or republication without written permission.

アット・ニフティトップページへ アット・ニフティ会員に登録

ウェブサイトの利用について | 個人情報保護ポリシー
©NIFTY Corporation