●一員【イチイン】
デジタル大辞泉
いち‐いん〔‐ヰン〕【一員】
出典:小学館
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精選版 日本国語大辞典
いち‐いん ‥ヰン【一員】
〘名〙
① 令制において規定された、各省寮司の定数が一であること。
※三代格‐五・仁寿四年(854)八月一日「応レ加二置陸奥国少掾一員一事〈略〉加二掾一人一以済二庶務一者」
② 近衛府の将監(しょうげん)・将曹(しょうそう)・府生(ふしょう)、兵衛府、衛門府の尉(じょう)・志(さかん)・府生をいう。楽人や舞人が多く任じられた。
※春日権現験記絵詞(1309)二「舞人一員をめしくして春日社に御幸あり」
③ ひとり。特に団体を構成する一人をいう。
※鹿苑日録‐天文五年(1536)七月二三日「巳刻法花衆陣中喧嘩。入道一員剪倒也」
※こゝろ(1914)〈夏目漱石〉九「家庭の一員として暮した事のない私のことだから」
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