●七味唐辛子【しちみとうがらし】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
七味唐辛子
しちみとうがらし
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デジタル大辞泉
しちみ‐とうがらし〔‐タウがらし〕【七味唐辛子】
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世界大百科事典 第2版
しちみとうがらし【七味唐辛子】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
七味唐辛子
しちみとうがらし
トウガラシ(唐辛子)、サンショウ(山椒)の実、アサ(麻)の実、ケシ(芥子)の実、陳皮(ちんぴ)、ゴマ(胡麻)、シソ(紫蘇)の実または青海苔(のり)を混ぜて粉にした日本独特の混合香辛料。麺(めん)類の薬味として、また鍋(なべ)料理、汁物、漬物にも用いられ、味覚を刺激し食欲を増す効果がある。東京を中心とする関東では七色(なないろ)唐辛子といい、関西では「七味蕃椒」と書いて「しちみとうがらし」とよんだりする。辛味の中心となる唐辛子の配合量により、大辛(おおから)、中辛(ちゅうから)、小辛(しょうから)と分けられる。江戸時代の初期、寛永(かんえい)(1624~44)のころ、江戸・両国(りょうごく)の橋のたもと、薬研堀(やげんぼり)の辛子屋徳右衛門(とくえもん)が、生唐辛子、焼き唐辛子を主材料に、6種の薬味を加えて「七色唐辛子」の名で売り出したのが最初といわれている。当時の七色には、ニッケイ(肉桂)およびカシアやホオズキ(酸漿)が混ぜられたこともあるという。現在も徳右衛門の店の8代目が浅草にあって老舗(しにせ)を誇り、関西では京都・清水坂(きよみずざか)の七味屋が古くから知られている。
[齋藤 浩]
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精選版 日本国語大辞典
しちみ‐とうがらし ‥タウがらし【七味唐辛子】
(2)「しちみ」は、「酸・苦・甘・辛・鹹」の五種の食味を「五味」、また「淡」を加えて「六味」と呼びならわしてきたことに倣ったもので、主に関西で用いられた。関東では「なないろとうがらし」と呼んできたが現在では「しちみとうがらし」の呼称が一般的である。
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