●三世【サンゼ】
デジタル大辞泉
さん‐ぜ【三世】
2 本人・子・孫の3代。さんせい。
3 《親子の縁は一世、夫婦の縁は二世、主従の縁は三世というところから》主従の関係。
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さん‐せい【三世】
2 同じ地位・称号などを有する人の、3代目。また、同名の法王・皇帝などの3番目の人。「
3 移民などの3代目の世代。「日系
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み‐よ【三世】
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世界大百科事典 第2版
さんぜ【三世】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
三世
さんぜ
仏教の術語。サンスクリット語では一般にトラヨードゥバーナハtrayo 'dhvānahという。過去・現在・未来を意味し、また已(い)・今(こん)・当(とう)とも前世(ぜんせ)・現世(げんぜ)・来世(らいせ)(後世(ごせ))ともいわれる。インドの宗教・哲学は一般に行為(業(ごう))により三世に輪廻(りんね)するという思想を有していたのでいずれも三世を重視したが、とくに部派仏教中の説一切有部(せついっさいうぶ)は法の実有と刹那滅(せつなめつ)の考えに基づいて三世の概念を明確にした。これによると、法(もの)がまだ作用をおこさないときが未来、作用をおこした一瞬が現在、作用を終わったときが過去である。この規定によれば、過去・現在・未来という時間は実体のないもので、ものの作用の有無によってかりに名づけられたものにすぎない。唐代の普光(ふこう)が「時無別体、依法而立」といったのはこの意味である。これに対してインド哲学中のバイシェーシカ学派やニヤーヤ学派などは時間を世界運行のための基本的実体とみなした。三世は部派仏教以後、業思想、煩悩(ぼんのう)の分類、修行の方法などの複雑な仏教教理を形成せしめる基礎的概念の一つとなった。
[加藤純章]
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精選版 日本国語大辞典
さん‐ぜ【三世】
(2)奈良朝に三世の観念が知られていたことは「万葉‐三四八」の「今代(このよ)にし楽しくあらば来生(こむよ)には虫に鳥にもわれはなりなむ」の例などからうかがえる。「三世」の使用例は平安中期以後に見え始め、中世から広く用いられるが、単独の例は少なく、多くは「三世諸仏」「三世因果」などの形で見られる。
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さん‐せい【三世】
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