●三井【ミツイ】
デジタル大辞泉
みつい〔みつゐ〕【三井】
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国指定史跡ガイド
みい【三井】
奈良県生駒(いこま)郡斑鳩(いかるが)町三井にある古井戸。聖徳太子が開削したと伝えられ、法輪寺の旧境内に属している。法輪寺は井戸や湧水に因んで「御井寺」「三井寺」とも呼ばれ、飛鳥時代の天武期には存在していた。井戸は室町時代と江戸時代の文献などから3基あったとされるが、1944年(昭和19)に国の史跡に指定された三井も明治初年に埋め立てられ、1932年(昭和7年)に掘り出されるまでは埋没したままであった。井戸の深さは約4.2m、上端の直径97cm、中膨れの円形で、井戸の底は中央をさらに20cmほど深く掘り4個の石を組んで桝にし、底面から1.15m分は石組みで、その上3m分は磚(せん)積みという特異な構造をとっている。磚は扇形の形状で長さ25cm、井戸の内壁表面での幅23cm、裏面の幅29cm、厚み7.6cmと報告され、この磚を多用した例は知られていない。近畿日本鉄道橿原線筒井駅から奈良交通バス「幸前」下車、徒歩約10分。
出典:講談社
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精選版 日本国語大辞典
みい みゐ【三井】
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みつい みつゐ【三井】
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旺文社日本史事典 三訂版
三井
みつい
江戸初期,三井高俊が伊勢(三重県)松坂で酒造業・質屋として基礎を築き,その子高利の代の17世紀末江戸へ進出。両替商として御用両替,呉服商として「現銀掛値なし」による新商法で発展した。明治時代以後は,藩閥政府と結び政商として成長し,商業・金融から産業へと重心を移し,一大コンツェルンを築いたが,第二次世界大戦後,財閥解体により解体・分割された。1952年ごろから,三井銀行(現さくら銀行)を中心に系列企業の再結集が進められ,三井グループを形成している。
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