●三笑亭可楽【サンショウテイカラク】
デジタル大辞泉
さんしょうてい‐からく〔サンセウテイ‐〕【三笑亭可楽】
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世界大百科事典 第2版
さんしょうていからく【三笑亭可楽】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
三笑亭可楽
さんしょうていからく
落語家。
初代
(1777―1833)もと江戸・馬喰町(ばくろちょう)の櫛(くし)工で、素人(しろうと)落語家として山生亭花楽と名のり、友人と開いた寄席(よせ)興行に失敗。職業落語家になって三笑亭可楽と改名し、三題噺(さんだいばなし)で人気を得た。寄席興行の基を開き、多数の門弟を育成した。『山(さん)しょ味噌(みそ)』『東都真衛(えどまえ)』など十数部の噺本を残した。以後、2代(?―1847)は初代門人芝楽(しばらく)が初代翁家(おきなや)さん馬から、3代(?―1857)は2代さん馬が、4代(?―1869)は5代さん馬が、5代(生没年不詳)は4代門人が芝楽から、そして6代(?―1924)はさん馬から、それぞれ襲名した。
[関山和夫]
7代
(1886―1944)本名玉井長之助。初め2代柳亭燕枝(りゅうていえんし)門であったが、のち5代柳亭左楽(さらく)門に移り、小左楽、滝亭鯉昇(りゅうていりしょう)を経て1926年(大正15)7代目襲名。3代柳家小さんを尊敬し、『笠碁(かさご)』『にらみ返し』『猫久(ねこきゅう)』などを得意とした。俗に「玉井の可楽」という。
[関山和夫]
8代
(1898―1964)本名麹地(きくち)元吉。初代三遊亭円右(えんう)門下から7代さん馬、6代春風亭柳枝(りゅうし)、5代左楽の門下に移り、小柳枝から1946年(昭和21)8代目襲名。『今戸焼(いまどやき)』『らくだ』『親子酒』『にらみ返し』などを得意とした。
[関山和夫]
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精選版 日本国語大辞典
さんしょうてい‐からく【三笑亭可楽】
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