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三重【さんじゅう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

三重
さんじゅう
日本音楽の用語。音域名称から,楽曲構成部分名称または旋律形態名称として用いられる。 (1) 声明 本来は初重より1オクターブ高い音域を二重,2オクターブ高い音域を三重といったが,実際に1人の演奏者の声域が3オクターブにわたることは少いので,その間隔も自然せばめられ,現行の講式などでは,初重の完全4度から5度高い音域をいっている。 (2) 平曲 楽曲構成部分名称として用いられ,最高音域で,テンポも最緩で,最も旋律的な部分をいう。詞章のうえでも詠嘆的な叙景部分が多く,前奏にはやはり三重と称される琵琶の器楽的な序奏がある。要音の違いによって甲 (かん) ,上の区別があり,甲上甲上と繰返され,そのあとにはたいてい,下りという中音と同音域の部分がある。特殊なものに「走り三重」という短いものがある。 (3) 三味線音楽 特に義太夫節では,原則として1のなかの場面転換 (主として舞台装置が変る場合) に用いられる曲節と,これに伴う三味線の旋律。したがってその転換する前の場面の終りと,例外はあるが次の場面の最初にも用いられることになる。1段の終りでは,三重と段切りの曲節が複合されたものとなる。なお旋律の違いによって大三重,愁 (うれい) 三重,錣 (しころ) 三重などいろいろの名称がある。豊後系浄瑠璃長唄などにも応用され,半太夫節,河東節でも旋律形態名称として用いられている。 (4) 歌舞伎陰囃子 合方の一種としての三味線の旋律。忍び三重,送り三重,幽霊三重などいろいろな種類がある。

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三重
みえ
大分県南西部,豊後大野市東部の旧町域。大野川中流右岸にある。 1902年町制。 1951年百枝村,新田村,菅尾村の3村と合体。 2005年朝地町,犬飼町,大野町,緒方町,清川村,千歳村と合体し,豊後大野市となる。中心集落の市場は古くから日向街道の要地で,市場町宿場町として発達。周辺地域の農林産物を集散する。国の重要文化財および史跡の菅尾石仏,サクラ名所三国峠のほか,景勝地白山渓谷,1977年開洞された稲積鍾乳洞などがある。一部は祖母傾県立自然公園に属する。

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三重
みえ
長崎県南部,長崎市北西部の旧村域。 1973年長崎市に編入。五島灘に臨む畝刈湾 (あぜかりわん) に面した小型揚繰網漁業の基地。 1989年住宅,水産物加工の設備をもつ大規模な新長崎漁港が開港した。

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デジタル大辞泉

さん‐じゅう〔‐ヂユウ〕【三重】
三つ重なること。「二重三重に防護する」「三重衝突」
日本音楽で用いる語。
声明(しょうみょう)で、音域を三つに分けたうちの最高の高さの音域。
平曲で、美文調の韻文による詠嘆的な場面に使う高い音域の曲節。
義太夫節で、一段の最初や最後または場面の変わり目などに用いる旋律。
長唄常磐津清元など歌舞伎舞踊音楽で、場面転換などに用いる曲節。2㋒を取り入れたもの。
歌舞伎下座音楽で、を伴わない三味線曲。特定の演出と結びついた効果音楽として用いる。

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監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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み‐え〔‐ヘ〕【三重】
三つかさなっていること。また、そのもの。さんじゅう。
3色の色糸模様を織り出すこと。また、その織物

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みえ【三重】[地名]
近畿地方東部の県庁所在地津市もと伊勢志摩伊賀の3国と紀伊の一部。人口185.5万(2010)。

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世界大百科事典 第2版

さんじゅう【三重】
日本音楽の理論用語。声明(しようみよう)に発し,ほかのいくつかの分野に採り入れられた。まず声明では,,中,高の三つの音域を区別して,初重,二重,三重という。たとえば,3オクターブに及ぶ五音(ごいん)の並びについて,宮~羽をひとまとまりとして,もっとも高い音域のものを三重といい,また,同一詞章による短い旋律を,段階的に音高と気分を高揚させながら3度唱える場合の3度目をいう。後者の三重は,初重,二重との音程関係が確定している場合と,していない場合とがある。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

さんじゅう【三重】
同じような物事が三つかさなること。 -衝突
音楽の奏法で用いる語。
声明しようみよう・平家琵琶で、声の高さを三つに分けた時の、一番高い音域。
三味線の手の一。浄瑠璃や長唄で、段や場面の終わりや語り出しなどに用いる。愁い三重・大三重など種々ある。
歌舞伎の下座音楽の一。合方を主とし、唄はなく、もっぱら効果音楽として用いる。愁い三重・忍び三重・対面三重など。

出典:三省堂
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みえ【三重】
三つ重なっていること。また、そのもの。
三色の色糸で模様を織り出した織物。

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みえ【三重】
近畿地方東部の県。かつての伊勢・志摩・伊賀の三国と紀伊国の一部を占める。北部は伊勢湾に面して伊勢平野が広がり、その西には鈴鹿山脈・布引山地・高見山地がある。南部は太平洋に臨み、紀伊山地となる。中東部には志摩半島が突出する。県庁所在地は津市。
大分県南部、豊後大野ぶんごおおの市の地名。日向街道の要衝、市場町として発達。内山観音は桜の名所。

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精選版 日本国語大辞典

さん‐じゅう ‥ヂュウ【三重】
〘名〙
[一] 物、事柄などが三つかさなっていること。三段階になっていること。また、そのもの。みかさね。みえ。三層。三段。「三重の衝突」「三重の苦しみ」
※続日本紀‐宝亀元年(770)四月戊午「発弘願、令三重小塔一百万基
※ささめごと(1463‐64頃)下「心を二重三重になせにはあらずと書給へり」
[二] 音の高さや、奏法にいう語。
① 仏教音楽の声明(しょうみょう)で、音域を三つにわけた最高の高さの音域。初重、二重、三重と高くなる。
② 平家琵琶の曲節の一つ。美しく詠嘆的なところに用い、速度はもっとも遅く、音域はもっとも高い。平曲中の聞かせどころとなる。三重のもっとも高い部分を三重の甲(かん)という。
※太平記(14C後)二一「真都(しんいち)三重(ヂウ)の甲を上れば、覚一初重の乙に収(をさめ)て歌ひすましたりければ」
③ 三味線楽の旋律型の一つ。浄瑠璃や長唄などで、一曲の最初や最後、または、場面の変わり目などに用いる。義太夫節には、大(おお)三重、キオイ三重、引取三重など、種類が多い。本来は高い音域の部分という意味からの名称。
※浄瑠璃・曾根崎心中(1703)「すごすご帰る有様は 目も当て、られぬ 三重
④ 歌舞伎の下座音楽で用いる効果音楽としての三味線。唄は伴わない三味線曲で、まれに鳴物を伴う。曾我の対面の場に使う「対面三重」など。
※歌舞伎・時桔梗出世請状(1808)二幕「『おのれ化け物、いづくまでも』と三重(さんヂウ)になり、新左衛門追ひ駈けて向うへ入る」

出典:精選版 日本国語大辞典
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み‐え ‥へ【三重】
[1] 〘名〙
① 三つ重なっていること。また、その重なっているもの。
※古事記(712)中「玉の緒を腐して、三重に手に纏かし」
※万葉(8C後)一三・三二七三「二つなき恋をしすれば常の帯を三重(みへ)結ぶべく我が身はなりぬ」
② 三色の色糸で模様を織り出した織物。〔讚岐典侍(1108頃)〕
[2]
[一] 三重県北部の郡名。明治二九年(一八九六)の郡統合以前には、三重・朝明(あさけ)の二郡に分かれていた。

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みつ‐がさね【三重】
〘名〙 杯・重箱・衣服などで、三つ重ねて一組としたもの。三枚重ね。三つ組。みえがさね。
※栄花(1028‐92頃)若水「みつがさねの袴・扇まで、いみじくせさせ給へり」

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