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三面川【みおもてがわ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

三面川
みおもてがわ
新潟新潟平野の北端を西流する川。全長約 50km。西朝日岳 (1814m) に発し,上流で猿田川,末沢川など,下流で高根川,長津川,門前川などを合流して,村上市瀬波で日本海に注ぐ。古くからサケ漁で有名。江戸時代村上藩三面川の漁業権を公売し多額の運上金を得た。安永年間 (1773~81) に分流に孵化施設を設けて禁漁区とする「種川」の法によりサケの保護繁殖政策をとり,漁獲の拡大に成功。廃藩後は士族が永代漁業権を得たが,のちその漁業権は消滅し,入札制が実施された。現在孵化場がある。上流に猿田,末沢,三面のダムがある。上流域は磐梯朝日国立公園に属する。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版

みおもてがわ【三面川】
新潟県北部,岩船郡朝日村,村上市の中央部を流れ日本海に注ぐ川。幹川流路延長41km,流域面積664km2。新潟・山形県境の朝日山地の寒江(かんこう)山(1695m)の西斜面にを発し,末沢川,猿田川を合わせ,朝日村布部で三面盆地に流下する。高根川,門前川を合わせ,越後平野最北端の平たん地をつくり,村上市瀬波で日本海に注ぐ。第2次大戦後,県によって三面川総合開発計画が立案され,1953年上流の朝日村岩崩に多目的の三面ダムが建設された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)

三面川
みおもてがわ

新潟県北部、村上市の東部から南西へ、市域をほぼ横切って流れる川。源を山形県境の磐梯(ばんだい)朝日国立公園の西朝日岳(1814メートル)に発し、上流は猿田(さるた)・末沢(すえざわ)の二支流に分かれ、盆地底で高根(たかね)・門前(もんぜん)川を合流して、村上市の瀬波(せなみ)で日本海に注ぐ。延長49.1キロメートル。古くから鮭川(さけがわ)の名でよばれ、サケ漁が盛ん。近世、村上藩はサケの種川(たねがわ)育成に努め、サケ漁の運上金は藩の主要財源をなし、藩士の教育資金に使われた。現在も、竹簀(たけす)によりサケを一括採捕する種川方式や、孵化(ふか)場が残され、川サケの塩引きは村上市の名物になっている。第二次世界大戦後は、上流の岩崩(いわくずれ)に三面ダムが築かれ、県営三面、猿田の二発電所がある。最上流の奥三面集落は平家の落人(おちゅうど)伝説で知られた隔絶山村であったがいまは全村下山、ダム交通の開発で、またぎ習俗を伝える観光地に変わった。

[山崎久雄]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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