●上空【ジョウクウ】
デジタル大辞泉
じょう‐くう〔ジヤウ‐〕【上空】
出典:小学館
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精選版 日本国語大辞典
うわ‐の‐そら うは‥【上空】
〘名〙
① 空の上の方。天の上。
※源氏(1001‐14頃)夕顔「山のはの心もしらでゆく月はうはの空にて影やたえなむ」
② (形動) 心がうきうきして落ち着かないさま。よそに心が奪われて、あることに注意が向かないこと。
※源氏(1001‐14頃)薄雲「うはの空なる心ちのみしつつあかしくらすを」
③ (形動) 漠然として雲をつかむようなさま。根拠のないこと。
※是貞親王歌合(893)「かりのなくうはの空なる涙こそ秋の袂の露とおくらめ」
④ (形動) 軽々しいさま。無責任なこと。
※落窪(10C後)二「かくうはの空に御局あるまじかめるものを、いといとほしきわざかな」
※浄瑠璃・凱陣八島(1685頃)四「恋の山、ちくさに思ひあまりてや、うはのそら成御有様」
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じょう‐くう ジャウ‥【上空】
〘名〙 そらの上の方。高いそら。また、ある地点の上にあるそら。
※竹沢先生と云ふ人(1924‐25)〈長与善郎〉竹沢先生と虚空「其音飈の如し忽ちにして上空に消逸す」
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