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下級裁判所【かきゅうさいばんしょ】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

下級裁判所
かきゅうさいばんしょ
審級関係および司法行政関係において,上級裁判所である最高裁判所下位にある裁判所をいう。日本では,最高裁判所は憲法により直接設置されるが,下級裁判所は法律により設置されることになっており (憲法 76条1項) ,現在,高等裁判所地方裁判所家庭裁判所簡易裁判所の4種類が設けられている。もっとも下級裁判所という語は,下級裁判所自体の間での上下関係をさして用いられることもある。もとより司法行政権の名において下級裁判所裁判官裁判権に影響を及ぼすことは許されない (憲法 76条3項,裁判所法 81) 。下級裁判所の裁判官は,最高裁判所が指名した名簿のなかから内閣が任命する。その任期は 10年で,再任されることができる (憲法 80条1項) 。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

かきゅう‐さいばんしょ〔カキフ‐〕【下級裁判所】
最高裁判所以外の裁判所総称高等裁判所地方裁判所家庭裁判所簡易裁判所の4種がある。
上級審裁判所の下にある下級審の裁判所。高等裁判所に対する地方裁判所など。

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世界大百科事典 第2版

かきゅうさいばんしょ【下級裁判所】
裁判は一事件につき1回かぎりとされるのは例外で,多くの場合,上訴による再審理が許されている。それに応じて各国とも上位・下位の関係で何種類かの裁判所を設けている。日本では,最上位が最高裁判所,その下に高等裁判所,その下に同格分担の関係で地方裁判所家庭裁判所があり,地方裁判所の下に簡易裁判所がある。地方裁判所と簡易裁判所は一面また分担の関係にあるともいえる。下級裁判所とは,最高裁を除いた各裁判所を一括する概念である。

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

下級裁判所
かきゅうさいばんしょ

最高裁判所の下位にある裁判所をいう。下位とは、審級関係(ある裁判所の裁判に対する不服申立てを、上級裁判所としてどの裁判所が審査するかという関係)および司法行政関係における下位をいう。最高裁判所は憲法により設置される裁判所であるが、下級裁判所は法律により設置するとされ(憲法76条1項)、現在は裁判所法により、高等裁判所、地方裁判所、家庭裁判所、および簡易裁判所の4種が認められている。

[本間義信]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

かきゅう‐さいばんしょ カキフ‥【下級裁判所】
〘名〙
① 最高裁判所の下位におかれる裁判所。高等裁判所、地方裁判所、家庭裁判所、簡易裁判所の四種がある。明治憲法では、大審院に対して、控訴院、地方裁判所、区裁判所をいった。
※裁判所構成法(明治二三年)(1890)四八条「大審院に於て裁判を為すに当り法律の点に付て表したる意見は其の訴訟一切の事に付下級裁判所を羈束す」
② 裁判所間で上級審の裁判所に対する下級審の裁判所をいう。〔裁判所法(1947)〕

出典:精選版 日本国語大辞典
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