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不作為【ふさくい】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

不作為
ふさくい
Unterlassung
人の行為一種で,消極的行為をいう。積極的行為 (人を殺す,金を渡すなど) を「作為」というのに対する。たとえば,競業をしない,騒音を出さないなど。不作為が法律上意味をもつのは,不作為債務不作為犯などについてである。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版

ふさくい【不作為】
路上に倒れている病人を見捨てたまま通り過ぎるとか,立ち退きを要求されても住み慣れた住居から立ち退かないというように,現在の事実・事象に対して積極的に働きかける行動をとらず,それらの事実・事象を放置することを不作為という。外界に対して積極的に働きかける行動・挙動をいう〈作為〉とは対語をなす。
民法
 幼児が車ではねられたとき近くにいて注意しなかった通行人は,法律上の責任を問われることがあるか。これは,他人が権利侵害を受けたとき,みずからは消極的にふるまったにすぎない者も,権利侵害に積極的に関与した場合と同様,被害者に対し損害賠償義務を負わせられる場合があるか,という問題であるが,不作為が不法行為となるためには,権利侵害を回避するための特別の作為義務が存在しなければならない。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

ふさくい【不作為】
自ら進んで積極的な行為をしないこと。法によって期待された行為をしないこと。 ⇔ 作為

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

ふ‐さくい ‥サクヰ【不作為】
〘名〙
① (「ぶさくい」とも) 気がきかないこと。工夫がないこと。
※評判記・吉原すずめ(1667)下「おなじ名をあとよりつくるは、近ころぶさくいなり」
② 人があえて積極的行為をしないこと。消極行為。作為に対する語。
※民法(明治二九年)(1896)四一四条「不作為を目的とする債務に付ては」

出典:精選版 日本国語大辞典
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デジタル大辞泉

ふ‐さくい〔‐サクヰ〕【不作為】
法律で、あえて積極的な行為をしないこと。⇔作為

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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