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不完全履行【ふかんぜんりこう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

不完全履行
ふかんぜんりこう
unvollkommene Erfüllung; mangelhafte Erfüllung
債務者が債権者に対し債務の本旨に従わない履行をすること。民法には特に規定がないが,履行遅滞履行不能と並んで債務不履行の一態様とされている。不完全履行のうち,単に不完全な給付をしたにすぎず,あらためて完全な給付が可能な場合には履行遅滞に準じ,遅滞による損害賠償請求しうるほか,債務者が追完しないことを理由に契約解除も許される。また追完が不可能 (または無意味) な場合には履行不能と同様に取扱いうる。また単に債務者が不完全な給付をしたのみならず,それにより積極的に債権者に損害を与えた場合 (積極的債権侵害) は,それと相当因果関係の範囲にある一切の損害を賠償しなければならない。債務の履行が履行期の前であっても履行が不完全であれば不完全履行となるが,他の債務不履行と同じく,債務者の責めに帰することのできない理由で履行が不完全となったときは,債務者に責任は生じない。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉

ふかんぜん‐りこう〔フクワンゼンリカウ〕【不完全履行】
債務不履行の一。債務者債務の履行の内容が債務の本旨に従わない不完全なものであること。

出典:小学館
監修:松村明
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世界大百科事典 第2版

ふかんぜんりこう【不完全履行】

出典:株式会社平凡社
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日本大百科全書(ニッポニカ)

不完全履行
ふかんぜんりこう

債務不履行の一態様で、債務の履行としてなされた給付が不完全である場合をいう。たとえば新本を購入したところ落丁があったとか、医師の治療方法にミスがあったような場合がこれにあたる。債権者(前例では購入者、患者)は完全な物の引渡しないし不完全な部分(瑕疵(かし))の修補を求めることができ(完全履行請求権)、完全履行がなおなされないか、もはや不能のときは、契約を解除することができる(民法541条・543条)。いずれの場合にも、損害があれば損害賠償を請求できる(同法415条)。

[伊藤高義]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ふかんぜん‐りこう フクヮンゼンリカウ【不完全履行】
〘名〙 債務の履行は一応されたが、それが債務の本旨に従わない不完全なものであること。

出典:精選版 日本国語大辞典
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