●不義にして富み且つ貴きは、我に於いて浮雲のごとし【ふぎにしてとみかつとうときは、われにおいてふうんのごとし】
故事成語を知る辞典
不義にして富み且つ貴きは、我に於いて浮雲のごとし
財産や地位よりも、道徳や礼節を守って生きていくことの方が、人間としては大切である、という教え。
[由来] 「論語―述 而 」に見える、孔子のことばから。「貧しい暮らしであっても、人生の真の楽しみを見つけることはできる」と述べたあと、「不義にして富み且つ貴きは、我に於いて浮雲の如し(不正な手段で手に入れた財産や地位は、私にとっては空に浮かんでどこかへ流れていく雲のように、はかなくて関係のないものだ)」と述べています。
[由来] 「論語―
出典:故事成語を知る辞典
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの項目は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。
「不義にして富み且つ貴きは、我に於いて浮雲のごとし」の用語解説はコトバンクが提供しています。
●不義にして富み且つ貴きは、我に於いて浮雲のごとしの関連情報