●世界気象機関【せかいきしょうきかん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
世界気象機関
せかいきしょうきかん
World Meteorological Organization; WMO
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知恵蔵
世界気象機関
(饒村曜 和歌山気象台長 / 2008年)
出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」
世界大百科事典 第2版
せかいきしょうきかん【世界気象機関 World Meteorological Organization】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
世界気象機関
せかいきしょうきかん
World Meteorological Organization
国連の専門機関の一つ。略称WMO。2011年時点で、183か国と6領域が構成員として加盟している。気象には国境がないので、気象観測事業に国際協力は欠かせない。WMOの芽は、1853年にベルギーのブリュッセルで開かれた海上気象会議であり、その後の1873年にオーストリアのウィーンで開かれた国際気象会議は、WMOの前身であるIMO(International Meteorological Organizationの略。国際気象機関)の始まりであった。WMO条約は1950年に発効し、日本は1953年(昭和28)に加盟した。WMOの目的は、
(1)気象観測網の確立、気象中枢の確立と維持についての国際協力の助長
(2)気象情報の迅速な交換のための組織の確立と助長
(3)気象観測の標準化と公表
(4)人間活動に対する気象学の応用
(5)気象の教育と研究
などである。
WMOの組織は、最高決議機関が4年に1回開催される世界気象会議で、その下に執行理事会、専門委員会、地区気象協会、事務局がある。主要活動として世界気象監視(WWW)、世界気候計画(WCP)、大気研究・環境計画(AREP)などがある。WWWにおいては、気象データの解析・予報資料の作成や提供を行うため、世界的拠点となるワシントン、モスクワ、メルボルンの三つの世界気象中枢(WMC)と、それぞれの国の国家気象中枢(NMC)の間に、担当する地域内の気象機関を支援する地域特別気象中枢(RSMC)がつくられている。
[安田敏明・饒村 曜]
『気象庁編『地球温暖化監視レポート1992 地球温暖化にかかわる温室効果気体と気候変動の動向及びオゾン層の状況について』(1993・大蔵省印刷局)』▽『大芝亮監修『21世紀をつくる国際組織事典5 環境にかかわる国際組織』(2003・岩崎書店)』▽『気象庁編『気象業務はいま』(2010・研精堂印刷)』
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精選版 日本国語大辞典
せかい‐きしょうきかん ‥キシャウキクヮン【世界気象機関】
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デジタル大辞泉
せかい‐きしょうきかん〔‐キシヤウキクワン〕【世界気象機関】
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