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世界【セカイ】

デジタル大辞泉

せ‐かい【世界】
7が原義》
地球上のすべての地域・国家。「世界はひとつ」「世界をまたにかける」
自分が認識している人間社会の全体。人の生活する環境。世間。世の中。「新しい世界を開く」「住む世界が違う」
職業・専門分野、また、世代などの、同類の集まり。「医者の世界」「子供の世界
ある特定の活動範囲・領域。「学問の世界」「芸能の世界」「勝負の世界
歌舞伎浄瑠璃で、戯曲の背景となる特定の時代・人物群の類型。義経記太平記など、民衆に親しみのある歴史的事件が世界とされた。
自分が自由にできる、ある特定の範囲。「自分の世界に閉じこもる」
《〈梵〉lokadhātuの訳。「世」は過去・現在・未来の3世、「界」は東西南北上下をさす》仏語。
須弥山(しゅみせん)を中心とした4州の称。これを単位に三千大千世界を数える。
㋑一人の仏陀の治める国土。
㋒宇宙のこと。
このあたり。あたり一帯。
「―暗がりて」〈竹取
地方。他郷。
「―にものし給ふとも、忘れで消息し給へ」〈大和・六四〉
10 遊里などの遊興の場。
「京町に何かお―が、おできなすったさうでござりますね」〈洒・通言総籬

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
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デジタル大辞泉プラス

世界
日本の総合雑誌のひとつ。1946年1月創刊。岩波書店刊。初代編集長は吉野源三郎

出典:小学館
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世界大百科事典 第2版

せかい【世界】
もと仏教の術語で,生物が生存し輪廻する空間を味する。サンスクリットのローカダートゥlokadhātuの訳。ローカlokaは空間を意味しダートゥdhātuは層stratumを意味する。lokaは語根ルチruc‐〈光る〉と関係し,もともと〈林開地〉,したがって〈あき地〉の意であった。ラテン語のルケオluceo〈光る〉,ルクスlucus〈森〉と同じ関係である。サンスクリットのlokaには必ずしも〈時間〉の意味はないが,その漢訳語〈世〉にはそれがある。

出典:株式会社平凡社
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せかい【世界】
歌舞伎,人形浄瑠璃劇作用語。作品の背景となる時代,事件をさす概念。実際にはその中の登場人物の役名,それらの人物の基本的性格(役柄),人物相互の関係,基本的な脚色さるべき基本的な局面や展開などまでを含む概念である。主として,江戸時代の人々に周知の通俗日本史や伝承などを基礎として成立しているが,原拠や原典そのものをさすのではなく,中世芸能をはじめ先行の歌舞伎や人形浄瑠璃でくりかえし脚色上演されてきた中で形成された類型的な内容を持つ。

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せかい【世界】
岩波書店発行の月刊総合雑誌。第2次大戦の敗戦直後,岩波茂雄は,戦争への反省から,国民の間に批判精神を培う月刊雑誌の必要を痛感し,友人安倍能成らのすすめもあって,1946年1月創刊した。初代編集長吉野源三郎は,占領下,アメリカ一辺倒になりがちな情報をひろく世界にもとめ,平和と民主主義基調とするこの雑誌の性格を確立した。とくに国論を二分した講和問題については,平和問題談話会メンバーをはじめ,あげて全面講和論を展開,非常な反響を呼んだ。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

せかい【世界】
地球上のすべての国家・すべての地域。全人類社会。 -の平和 -最高の山
物体や生物など実在する一切のものを含んだ無限の空間。宇宙。哲学では社会的精神的事象をも含める。また、思考・認識する自我に対する客観的世界をさすことも多い。 可能- -の創造
自分を中心とした生活の場。自分の知識・見聞の範囲。生活圏。世の中。 新しい-が開ける ピカソの- あなたと私とでは-が違いすぎる 君は-が狭いよ
同一の種類のものの集まり、またその社会。 動物の- 勝負の-は厳しい
歌舞伎・浄瑠璃で、その作品の背景となる特定の時代や人物類型。例えば「仮名手本忠臣蔵」の世界は「太平記」。
くに。土地。地方。異境。 知らぬ-にめづらしき憂へのかぎり見つれど/源氏 明石
界隈。付近一帯。 いづら、といひて、もてこし人を-に求むれどなし/大和 168
遊ぶ所。遊里など。 -は大みせ、女房にもならうといふ女郎、しやうといふ客/洒落本・傾城買四十八手
lokadhātu
須弥山しゆみせんを中心に形成される一定の空間領域。全宇宙にはこの世界(一世界・小世界)と同じ規模の世界が数多くあるとして、三千大千世界などと表現する。
衆生しゆじようが住んでいる場所で、時間・空間的になんらかの制約を受け、まとまりをもっている広がり。
ある仏を中心とする空間。仏国土。

出典:三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

精選版 日本国語大辞典

せ‐かい【世界】
〘名〙
① 仏語。
(イ) (lokadhātu の漢訳から。「世」は過去・現在・未来の三世、「界」は東西南北上下の意) 衆生(しゅじょう)が住む時間と空間との全体をいう。人や生物が住む山川国土。娑婆世界。三千大千世界。
※文華秀麗集(818)中・和菅清公傷忠法師〈嵯峨天皇〉「不知何世界、出現救蒼生
※正法眼蔵(1231‐53)古仏心「いはゆる世界は、十方みな仏世界なり」 〔法華経‐序品〕
(ロ) 仏の境界や浄土のような無為の世界。
② (より抽象的に) 人間をとりまき、人間がそこで暮らしているある範囲の総体。
(イ) 人間社会の全体。人が生活する地域。世間。世の中。
※竹取(9C末‐10C初)「世界の男、あてなるも賤(いや)しきも、いかで此かぐや姫を得てしがな、見てしがなと、音に聞きめでてまどふ」
※曾我物語(南北朝頃)一「疑ひ事わりなれども、せかいをせばめられ、耻辱にかへて助かるなり」
(ロ)
(イ) を、自分が属している既知の地域、それ以外の未知の地域などと分けた場合、それぞれの範囲の地域。
※宇津保(970‐999頃)楼上下「しらぬせかいに、とし若うしていきつたはり給つつ、悲しきめの限りを見給て」
(ハ) 地球上のすべてのひろがり。特に、諸国家の集合体。万国。地球。
※和蘭天説(1795)凡例「遠西の人世界(セカイ)万国に商舶を通じ、到ざるの邦鮮し」
③ あたり一帯。そこらじゅう。
※竹取(9C末‐10C初)「いかがしけん、疾(はや)き風吹て、世界暗がりて、ふねを吹もてありく」
④ 遊興の行なわれる場。また、その遊興。
※洒落本・跖婦人伝(1753)「幼少より、世界(せカイ)の、粋の中に、もまれて、諸訳手管の仕かけ迄、一つとして、くらからず」
⑤ 歌舞伎・浄瑠璃で、戯曲の背景となる特定の時代・所・人物群の類型。「義経記の世界」「東山の世界」。
※滑稽本・戯場粋言幕の外(1806)上「まづ世界(セケヘ)が曾我で、虎、少将、月小夜と三役の早変を出しやした」
⑥ 同一種類のものの集まり。職業、世代、専門分野などで、ある種の共通点をもつ人が形成する社会。また、共通性をもつ動物が形成する社会。「政治の世界」「子どもの世界」「魚の世界」
⑦ 文学、演劇、美術、音楽などで、ある創作物が作りあげている、全体の場。また、創作者が作り上げている全体を観念的にとらえたもの。「源氏物語の世界」「ピカソの世界」
⑧ 自分が得意とする分野。自由にふるまえる範囲。
※黄表紙・心学早染艸(1790)下「是からはおいらがせかいだ」
⑨ (world Welt の訳語) 哲学で、同一の空間、時間内に存在し、相互作用によって結びつけられているすべての事物や過程を含む全体。宇宙。認識論では、客観的感性界、概念的に構成された機械的世界、心理的世界、直接体験の世界などを含む全体。〔哲学字彙(1881)〕

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