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両性具有【りょうせいぐゆう】

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典

両性具有
りょうせいぐゆう
hermaphrodite
神話,夢想,象徴,儀礼において重要な意味をもつ概念で,相反するものの一致ないし全体性を表わす。その代表的な例は,ギリシア神話ヘルマフロディトスである。彼はヘルメスアフロディテの間に生れ,水浴中にニンフに恋されて彼女と一体化し,男女両性を具備することになったといわれる。両性具有は,男女の性や昼と夜が現れる以前の原初の混沌状態であり,この観念の背景には,人間心理の深層にひそむ全体性回復への願望があるといわれる (C.G.ユング) 。また,イニシエーション儀礼に広くみられるように,一度象徴的に両性具有に属し,その後再び男または女として再生するという過程は,両性具有のもつ豊かな創造性を示すものといえる。

出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版

りょうせいぐゆう【両性具有】
一般に,男女両性を兼ねそなえた存在のことをいい,ギリシア語ではアンドロギュノスandrogynos。これに関して最もよく知られる物語は,プラトンの《饗宴(シュンポシオン)》に登場するアリストファネス演説であろう。昔,人間には男と女のほかに,両性の結合した〈男女(おめ)〉と呼ばれるものがあり,3者とも手足が4本ずつ,顔が二つ,隠し所が二つあった。だが,ゼウスがこれらを両断したため,二つに分かれた本性は互いに己が半身にあこがれて結合しようと求め合う。

出典:株式会社平凡社
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大辞林 第三版

りょうせいぐゆう【両性具有】
男女両性を備えた神話的存在。相対立するものの一致、全体性などの象徴とされる。 → ヘルマフロディトス

出典:三省堂
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精選版 日本国語大辞典

りょうせい‐ぐゆう リャウセイグイウ【両性具有】
〘名〙 男女両性を備えていること。特に、心理学的な両性の傾向の体現や、神話や儀式などに現われる原初の全体性を象徴する存在をいう。

出典:精選版 日本国語大辞典
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