●中国工農紅軍【ちゅうごくこうのうこうぐん】
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
中国工農紅軍
ちゅうごくこうのうこうぐん
Zhong-guo gong-nong hong-jun
中国共産党の軍隊。正式名称は中国工農紅革命軍。一般に紅軍と略称される。 1927年8月1日 (現在の建軍節) の南昌暴動に参加した朱徳,周恩来,賀龍,葉挺らの率いる国民革命軍の蜂起部隊と,秋収暴動を指導した毛沢東の湖南の農民武装部隊とが 28年4月井崗山で合流したのち,同年秋創設された。軍長は朱徳,党代表は毛沢東。その後5回にわたる国民政府軍の包囲攻撃と戦い,33年8月には総兵力 33万に達したが,34年 10月から長征に移り 35年 10月陝西省北部に到着したときには3万に減少した。今日の人民解放軍がもつ建軍原則,作戦原則など (三大紀律・八項注意,十六字遊撃戦法など) はほとんどこの紅軍時期につくられた。 37年7月日中戦争勃発後,第2次国共合作が成立し,8月 22日紅軍は国民革命軍第八路軍と改称され,総司令に朱徳,副総司令に彭徳懐が就任した。華南に残留していた紅軍は新四軍と改称された。抗日戦争勝利後の 47年,中国人民解放軍と名称を変える。
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世界大百科事典 第2版
ちゅうごくこうのうこうぐん【中国工農紅軍】
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