●中央標準時【ちゅうおうひょうじゅんじ】
世界大百科事典 第2版
ちゅうおうひょうじゅんじ【中央標準時 Japan central standard time】
日本標準時と同じものであるが,これの正式な法的名称に当たる。略してJCSTとも記す。日本では明治19年の勅令によって,標準時は東経135゜の子午線のときを採用することが決められた。その後明治28年の勅令で,(1)それまでの東経135゜の子午線のときを中央標準時と呼ぶこと,(2)台湾およびその近隣地域のため東経120゜の子午線のときが新たに追加され,これを西部標準時と呼ぶことが決められた。しかし昭和12年の勅令で,明治28年の勅令中西部標準時に関する第2条は削除された。
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精選版 日本国語大辞典
ちゅうおう‐ひょうじゅんじ チュウアウヘウジュンジ【中央標準時】
〘名〙 日本で用いられる標準時。兵庫県明石市を通る東経一三五度の子午線を基準として定めた地方平均太陽時で、グリニッジ平均時より九時間早い。日本標準時。JCST。
※本初子午線経度計算方及標準時の制(明治二八年)(1895)一条「帝国従来の標準時は自今之を中央標準時と称す」
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デジタル大辞泉
ちゅうおう‐ひょうじゅんじ〔チユウアウヘウジユンジ〕【中央標準時】
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