●中尾都山【ナカオトザン】
デジタル大辞泉
なかお‐とざん〔なかを‐〕【中尾都山】
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世界大百科事典 第2版
なかおとざん【中尾都山】
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日本大百科全書(ニッポニカ)
中尾都山
なかおとざん
(1876―1956)
都山流尺八家。初世。本名琳三、大阪府枚方(ひらかた)の出身。母方の祖父は、京都の地歌(じうた)の名手寺内大検校(けんぎょう)。祖父の合奏相手、近藤宗悦(1821―67)の尺八を母から学び、独学で合奏技術を身につけた。19歳で虚無僧(こむそう)修行に入り、明暗(みょうあん)の古典本曲(ほんきょく)などを学んだのち、1896年(明治29)に尺八指南を開始。外曲(がいきょく)(三曲合奏)尺八の作譜と独自の楽譜公刊により流の基礎を確立。さらに、洋楽的合奏曲の作曲や、宗家を頂点とした大組織の樹立に成功、琴古(きんこ)流と並ぶ都山王国を一代で築いた。都山の名は同流宗家名としてその実子、稀一(きいち)(1944―74)が2世を継ぎ、2世早世のため3世は初世の後妻レンが襲名した。2世の娘も3世を名のったことから内紛が起こり、分裂のきっかけとなった。4世は初世の孫が継いでいる。
[月溪恒子]
『田中義一著『中尾都山の生涯』(1989・ホーオー堂)』
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精選版 日本国語大辞典
なかお‐とざん【中尾都山】
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