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中欧【ちゅうおう】

知恵蔵

中欧
1989年の東欧諸国の体制転換に伴い、主としてチェコスロバキアハンガリーで、それまでの「東欧」に代わって使われた用語。「東欧」と同様に、「中欧」概念も極めて政治的なものであり、歴史的な東欧概念に代わり得るものではない。中欧といった場合、歴史的には、ドイツ帝国とハプスブルク帝国との統合を目指す大ドイツ主義的「中欧」概念と、ハプスブルク帝国内諸民族の共存の場としての「中欧」概念とがある。現在使われている「中欧」は後者の意味合いが強く、オーストリアに、従来の東欧からポーランドチェコスロバキア、ハンガリー、及び旧ユーゴのスロベニアを加えるのが、常識的な線であろう。「中欧」の枠組みで、ビシェグラード協力中欧イニシアチブの2つの地域協力が推進されている。
(柴宜弘 東京大学教授 / 2007年)

出典:(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」

デジタル大辞泉

ちゅう‐おう【中欧】
中部ヨーロッパ。ドイツオーストリアハンガリースイスなどを含む地域。

出典:小学館
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:田中牧郎、曽根脩
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日本大百科全書(ニッポニカ)

中欧
ちゅうおう
Mitteleuropa ドイツ語
Central Europe 英語

ヨーロッパの中部をさす、不確定な、かつ場合により使用される呼称。一般的にはドイツを中心とし、バルト海とアルプス、ロシアとフランスに挟まれた地域に当たるが、その範囲は人により、場合によりまちまちである。最初にこの用語を公式に使ったのは、リストGeorg Friedrich Listである。彼はこの言葉を19世紀に政治地理的な意味で使用し、当時のドイツ、オーストリア・ハンガリー帝国、スイス、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクを含む範囲をさすものとした。その後、ポーランド、ルーマニアを含めて使用されることもある。ナチスドイツの時代には、ドイツ文化圏をさす意味で使われることもあった。したがって、その版図は、西欧や東欧と重複する。国連の統計年鑑でヨーロッパを細分化する場合には使用されていない。

[久保田武]

出典:小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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精選版 日本国語大辞典

ちゅう‐おう【中欧】
ヨーロッパ中部、オーストリア、ハンガリーなどの諸国を含む地域。中部ヨーロッパ。

出典:精選版 日本国語大辞典
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